2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

夜明けのポピー

今の時季、ウチのリビングから外を見ると、まっさきに目に飛び込んでくるのがポピーの花です。薄暗 さの残る早朝、ISOを精一杯上げて撮ってみました。明るい光で撮る時とはちがう写真になりました。 いま外を見ると、ゆうべ孫たちといっしょに植えたトマ…

エゾノコリンゴ花たわわ

タムラ、コメントありがとう。 フラパラのエゾノコリンゴは、ワツカ原生花園のような潅木ではなく、大きな樹になってたわわな花を つけていました。どちらかと言うと野性味のある可憐な花の印象をもっていたのに、これだけ背の高い樹 が密集して今を盛りと咲…

庭のスズラン

スズランの連なった珠のような蕾が目立ってきました。でも香りが立つのは花が開いてから。わたしが この花を好きなのは、兄との思い出が重なるからかもしれません。大学4年生だった彼がアルバイトで貯 めたお金で、わたしの大学合格を祝って、北海道に連れ…

夜明けの灯台

岬に立つとまだ灯台は光を点滅させています。視線を西の上空にめぐらせば半月がくつきり。東の海で は昇ったばかりの太陽が、うす雲を透かして赤や黄色の光をふりまいています。岬を後にするころによう やく、頭上が明るくなりかけていました。 山間の寒村で…

忘れな草は楚々として

コバイケイソウか! さすがタムラ、花もないのによくわかったね。シュロソウかバイケイソウという想 像も、当たらずと言えど遠からずだったわけだ。近似種だもの。 気温が上がらず肌寒い日が続いていても、季節は確実に進んでいます。きのう今年初めて北見フ…

美しいフキの花 タバコとメタボ

フキやフキノトウは食べ物としてよく話題になるのに、その花を愛でる人はあまりいないようです。で もわたしは野山を歩いていて、出会ったフキの花の美しさに心をうたれることがあります。とりわけ光が 遮られる森のなか、木の下で、白さが際立っています。 …

赤光海にこぼれ

タムラが言っている元気のいい草の芽、どんな花だったか覚えていないので、名前がよくわかりませ ん。オオウバユリが咲いていたあたりですが、葉っぱがちがうような。バイケイソウかシュロソウではな いかと想像しています。来月前半では少し早いかな。この…

五月の散歩道

魚無川沿い散策路のベスト・シーズンは五月かな。駐車場のある入り口から国道下のトンネルをくぐれ ば、桜とエゾムラサキツツジの並木です。桜の薄紅色はせいぜい1週間ですが、ツツジの紫は一月近く続 きます。4月末のどか雪で咲き出したばかりの花がしお…

林の縁(ふち)で 「死」を考える

美富自然公園の林が耕地と接する境で見つけた花たちの五月初旬の姿です。散策する人の眼を楽しませ ようと、農作業の合間に、余った苗などを埋めたのでしょうか。街なかの丹精したお庭とはちがう、気軽 な遊び心が覗えるような。 『考える日々』(池田晶子 毎…

夜明けの雲赤く

はじめは海際の水蒸気が濃いせいか、濡れた紙に赤インクをたらしたようににじんでいます。少しずつ 太陽の黄色がはっきりしてくると、血走った眼に似てきました。 このところ暑いですね。昼の室内では30度ほどになり、寝る前まで窓を開けておきます。畑仕…

五月半ばのウチの庭

ポピーのケシ坊主(蕾)は毛を失いつつあるわたしの頭に似てユーモラスです。種がどこからか飛んでき て庭の隅に根付きました。野菜作付けのローテーションの都合で、リビング正面に移植したのが去年。雪 解け後一番先に元気になりました。きのうから3,4輪花…

薄明のシカ尻白く

せめて西の草叢にいればもっとましなのに、知床を背にした逆光です。日の出前の薄明ですから、ISO を1600にしてストロボを使ってもここまで。肉眼では色までもっとはっきりわかるのに、写っている のは光る目と白い尻、あとはシルエットだけです。わたし…

つぶれた太陽

能取岬に建てられた案内板に日の出や日没に歪んだ太陽が見られることが書かれています。夕方は5時 半か6時には晩酌を始めていますので夕陽は知りませんが、朝は何度か来ています。雪のあるとき以外で は晴れた空に昇る丸い形を見たことがありません。美幌…

林の下草青から白へ

タムラがほめてくれたのでもう一度、今度はきのうの写真です。10日前はエゾエンゴサクの青紫が広 がっていのに、今林床を彩るのはオオバナノエンレイソウとニリンソウの白です。早朝なので大部分のニ リンソウはまだ開いていません。もう少し陽が高くなる…

エンレイソウはおちょぼ口

Muscari.nさん、ファン・ポチありがとうございます。あなたのブログで話題にしている北海道で農業 に就労という話題ですけど、市役所や役場に問い合わせれば、受け入れ先は見つかるような気がします。 でも、安くてきついみたい。時給600円でハイシーズン…

タンポポ ニューロン再生の条件

在来植物の脅威として敵視されているセイヨウタンポポです。管理者のいる原生花園など、除去の努力 が行われているところもあります。でもたいていの空き地や公園は旺盛な繁殖力に蹂躙されています。在 来外来を意識しなければきれいな花です。来たくて来た…

知床借景網走桜

くにさん、山肌を染めるシバザクラの写真を気に入ってもらってうれしいです。あなたのブログ、わた しはあまり習慣はありませんが、コンビニでお菓子を買ったりファーストフードのお店に入ったりする機 会があったら、参考にさせてもらいます。 網走天都山に…

かしまし色のシバザクラ

美幌峠を下って街に入る前に国道を東に逸れ、山間を抜けて網走に通じる道道をたどると、東藻琴のシ バザクラ公園前を通ることになります。1キロほど手前からもう紫がかったピンク色の広がる山の斜面が 見えてきました。月曜日でしたから前日ほどの人出では…

網走の桜

フリペがこのあたりの桜を連日紹介しています。北国の遅い春もつかの間の桜が頂点です。今年は例年 より1週間ほど早いでしょうか。山や林の奥で一本二本と咲く花にはこれからも出会えます。しかし、ま とまった桜の園の盛りはあっという間に過ぎてしまいま…

サクラが咲いた

タムラ、コメント見ました。手元の「山菜全科」は日本が高度成長前で貧しい時代に出たからかもしれ ませんが、スギナ(ツクシでなくて)、スミレ、ツバキなど、ふつう食用とは考えにくいものを含め、百数 十種の植物を可食としています。飢饉のときなど人々は…

コゲラちょこまか

林床の草花を追って歩いていて、カサコソ音がしたので目を上げました。太い木の根元にコゲラが。足 を止めたらしばらくその辺りにいてくれました。花が目当てなので標準レンズだったのが残念。望遠なら アップで撮れたのに。実にせわしない小鳥です。ちょこ…

ウチの庭にも春の色

ようやくウチの庭も少しずつ彩が見られるようになりました。つややかなシャクヤクの若芽は今年ずい ぶんたくさん出ています。写真はその一部です。引っ越して行った裏の人がくれたエゾムラサキツツジ、 去年は枯れたのかと思っていましたが、いま花開いてい…

エンゴサクもう一度

タムラの好きなエゾエンゴサク、そろそろ終わりですから最後にもう一度アップします。20日ほど 前、林床にちらほら咲きはじめたころのものです。「山菜全科」によれば、茎丈30センチになるものも あるとか。たしかに夏近い和琴半島など奥まった場所には…

森に散り敷く紫の花

nam**i214さん、お元気そうで。萩のあたりではもうアザミやオドリコソウが咲いているのですね。こ こではアザミは初秋、オドリコソウも6月です。 閉じこもっていた1週間の間に、街も公園もいっせいに彩り溢れる季節に変わっていました。微熱があ るときの…

翼輝く鳥の群

丘の切れ間から射す朝陽が、引き潮の青い汽水湖に浮かぶ水鳥の羽の白を際立たせ、舞い飛ぶ群の翼を 輝かせます。街を離れ広がる風景のなかに身をおくと、「自分」の輪郭が融けて安らぎが残ります。遺跡 を残したいにしえ人の時代からいまに至るまで、この風…

海がきらきら

ゆめラジさん、アオサギも混じっていましたが、写真の鳥はほとんどが同じ種のようです。開いた翼が 強調される角度だとスレンダーに、胴体を直視するとふくよかに見えるのでしょう。山陰の低い位置では まだ光が乏しく色が不鮮明なので、図鑑を参照しても名…

海鳥の大群  今を生きる

夜明けの能取湖ではおびただしい数の海鳥が湖水に浮かび空を舞い岸を歩いていました。この後しばら くすると、アサリを採る人の群が鳥たちに代わって浅瀬を占領し、湖岸道の片側が駐車した車で一杯にな ります。 きのうはマリナーズの試合を堪能しました。4…

黄色いマヒワ木の梢

梢の先に止まっていて下から見上げると腹部の黄色が目立つ小鳥です。帰ってから調べたらマヒワのよ うです。群で行動することが多いとのことですが、この日姿を確かめられたのはこの一羽だけでした。せ せらぎ公園ではさまざまな小鳥に出会います。 フリペの…

引き潮の湖 過疎と過密

能取湖はオホーツク海につながる汽水湖ですから、潮の満ち干で水面が上下します。この日夜明けの時 刻には引き潮でした。雲間を洩れる朝日が、破れた番小屋前のわずかに残った水溜りにアオサギの影を落 とし、海と湖を分ける岸壁で満ち潮を待つ漁船をうす赤…

赤光 腫れた頬

この日オホーツク海に昇る陽が雲間からわずかに赤い光を漏らしていました。今朝なら揺らめき昇る輝 く輪を捉えられたかもしれません。でもそんな元気はありませんでした。いまぷっくり腫れた頬をなでな がらキーボードを叩いています。前回歯が痛んだ週末に…