2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

曇天に暮れなずむ美幌の空

ドライブしたり庭いじりしたりで、しばらく美幌川とご無沙汰でした。久しぶりに夕方の川岸を散歩したら、ずいぶん緑が濃くなり(写真)、一カ月前には銀色に蕾を光らせていたネコヤナギの花はすっかり開いて、枝から落ちかかっていました。蕗の薹は木質化して…

人と国のしあわせな関係

前回の写真の花の名前を教えてくれたコメントありがとう。わたしも次の日のフリーペーパー『経済の伝書鳩』で、この花の名前を見つけました。その記事によると、延齢草は「10年以上もかけて開花する希少な花」だそうです。今後も名前を書かない花の写真で…

採るつもりなんかなかったよ

金曜日の湖畔ドライブの話題をもう一回。 湖のことは藻琴山展望台の案内板が簡潔に説明してくれています(写真)。売店や遊覧ボート乗り場のような人工物がない湖面(写真)を近くで撮りたくて、路肩に車を止めました。水辺に下る小道は途中から低木の林に消えて…

雪消え残る峠道

芝桜公園から、藻琴山の登山口を抜けて、藻琴山展望台に立ち寄り、川湯から屈斜路湖沿いを行き、美幌峠に出る道を走りました。藻琴山と美幌峠の付近にはまだ路傍にかなり雪が残っています。行きかう車は少なく、陽光の山岳道路を独り占めの気分です。散り残…

芝桜の蠱惑(こわく)的な薫(かおり)

サイタマンさん、イチゴのことです。3・4週間前に畑に下ろしてわらを敷きました。ようやく一個だけ実が赤くなっていますが、食べるにはまだまだ。今年は実を取るより増やすのが目的です。欲張って超大粒の実がなるという苗を買ったので、一株が一パック分…

野の花スミレは楚々として

正体のわからない庭の草は取らないようにしていたら、タンポポ、ぺんぺん草、スミレ、芝桜、そのほかの草が花をつけました。タンポポはウチの庭では駆除されます。だれかが、「花のうちはいいけど、すぐ綿毛を飛ばしてどんどん増えるから、」と言っていまし…

黒部の桐と大雪の小鹿たち

北陸の旅で黒部渓谷にある宇奈月温泉に行きました。トロッコ列車の始発駅があるところです。渓谷の両岸には、いろんなグラディーションの緑のなかに、ところどころピンクの花をつけた木があります。温泉宿までの道路際の民家の庭に、同じ色の花をたくさん見…

大雪国道の多彩な季節

「未生(みしょう)」という言葉が思い浮かびました。「まだこの世に生まれていない」という意味だそうです。厳密には胎児にもなっていないことかもしれませんが、誕生以前と解釈して、わたしは未生の孫に会いに北陸へ出かけた、と言っておきます。 5時間以上…

嫌われものの白樺だけど

こちらでは白樺のことをよく言う人に会ったことがありません。「何の役にも立たない」、「花粉症の犯人」とか。でもわたしは好きです。幹の白さもさることながら、いまの季節の葉のみずみずしさ。 前に北海道とフィンランドに共通点が多いことは書きました。…

路傍の草でも花は花

庭のチューリップが開きました。赤が3本黄色が6本。隣近所の背丈がそろって密集したものとはちがって、まばらでまちまちです。それでもわがものとなれば。庭にもう一つ、黄色い可憐な花をつけているのですが、雑草かどうか判然としないものもあります。ま…

能取岬の海の色

能取岬は網走市の北に位置し、オホーツク海と能取湖にはさまれた広大な台地です。三方が切り立った4・50メートルほどの崖になっていて、転落を防ぐ柵が張り巡らせてあります。柵沿いに30分以上かけてゆっくり一周しました。2・30センチの笹薮、芝生…

やっと能取岬に行けました

午前中、小清水原生花園から能取岬まで、オホーツク沿岸をドライブしました。原生花園はもう一ヶ月もすると色とりどりの花が咲き乱れるのですが、いまはまだ小さな青い花とタンポポだけでした。裏のとうふつ湖には冬は白鳥や鴨などが群がっていますが、いま…

花か雑草(くさ)か、それが問題だ

二週間前には雪が舞っていたのに、このところ毎日昼は暖かい。午前中テニスに行ったら、暑くてひーこら言ってる人がいた。「今日は25度越えたんだよ」って。「真夏は何度くらいになりますか」ってきいたら、「25・6度だね、一週間も我慢すればいいけど…

桜が咲いた

ソラさん、釧路は太平洋側で工場がかなりあるから、オホーツク海側であまり煙突のない網走や美幌とはだいぶちがうと思うよ。15年ほど前夏の北海道を一ヶ月かけて回ったけど、太平洋側は雨や霧の日が多かった。役場の人がここは年間の日照時間は長いって言…

鯛でおなかがいっぱい

町にはどこかで見たようなわりと大きいこぎれいなスーパーが三軒あります。最近よく行くのは市場みたいな雰囲気の別な店です。その名も金土市ですけど、9時から5時まで毎日やっています。冷蔵ケースのほかは、コンクリートの床の上に台を並べただけって感…

新しい言葉を覚えました

ソラさん、青空の写真気に入ってくれたようですね。遊びに来たらあんな空がいっぱい見れますよ。いかがですか。 前にこのブログで、「パチンコ屋のチラシとタウン紙のあいのこ」と書いたことがあります。フリー・ペーパーっていうんだそうです。わたしには新…

魚無川沿いの遊歩道を歩きました

第一部 役場の人に連れていってもらって、魚無川沿いの遊歩道を歩きました。一周40分のコースだそうです。ゴミ一つなくトイレもあって、気持ちのいいコースです。町じゅうで見かけるツツジの並木もありました。町の花でエゾムラサキツツジというのだそうで…

ツツジの町

第一部 いま美幌はツツジの町です。このところ急に暖かくなって、午後4時半現在寒暖計は25度を示しています。午前中町のコートへテニスに行ったんですが、途中の家々の庭にたいてい写真のようなツツジが咲いていました。ウチの両隣も同じです。もうすぐ桜…

美幌に夢をつむぐ

きのう役場のオッサンたちが五人でウチに来てくれて、11時過ぎまで飲みかつ語り合いました。イヤー楽しかった。みんな町のためにできることがあれば一生懸命やりたいという気持ちの、まじめでいい人たちです。北海道はまだ不況から抜け出す兆しは見えてい…

カタクリの花が咲きました

写真がなくてタイトルだけ見たら、カタクリを知っている人は、可憐な花の群落を想像してしまいますよね。英語だとaやsがついて、はっきりしますけど。一輪の花も乱れ咲く群落も、そうしようと思えば、同じ言葉で表現できてしまう。日本語表現には自然に情…

北海道が独立共和国になっていたらー続き

1869年5月函館で、薩長を中心とする新政府軍と佐幕勢力の最後の決戦が行われました。榎本武揚率いる佐幕軍は敗退し、新撰組副長土方歳三ほか多数が討ち死しています。生き残った榎本らは降伏しました。戦の前に函館の五稜郭に集った反政府勢力は、選挙(…

北海道が独立共和国になっていたら

訪問してくれる人がいて、コメントもいただける。別にたくさんの人でなくていいけど、だれかが見てくれるって励みになりますね。 さて今日の話題です。写真を見てください。北海道のどこにでもあるありふれた田園風景です。緑はビート(砂糖大根)か麦。やっと…

まちがえてごめん

サイタマンさん、妖精を妖怪とまちがえてごめんね。一字ちがうと朝と真夜中ぐらいちがうものね。妖の字がまったく感じられない明るい水芭蕉の写真はどうですか。 メガネとパイプを買いに北見へ行ってきました。家から28舛曚鼻30分の距離です。28舛箸い┐弍枌…

『イルカ』という小説を読みました

サイタマンさんが本の紹介が参考になるとコメントしてくれましたので、図に乗ってもう一冊。 昨日取り上げた作者の娘(よしもとばなな)の『イルカ』(文藝春秋)です。妊娠し胎児が育ち出生する生物的なできごとを、人間の意識、それも飛び切り繊細な感性で掬い…

これから親になる若い人へ

『家族のゆくえ』という本を読みました(吉本隆明 光文社)。これから親になる人にぜひ読んでもらいたい、そう思いました。その内容をいくつか、わたしなりの解釈で、要約してみます。 胎児期後半から乳児期にかけての一年から一年半の母子関係は、子どもの生…

網走湖で鶴に会った

朝6時10分に家を出て網走湖まで水芭蕉を見に行った。昨日・おとといとあられが降ったり雪が舞ったりしたので、美幌バイパス(自動車専用道路)には凍結による50禅制の表示が出ていた。外気温の表示は-0.3度。連休に雪が降るなんて地元の人もまずないと思って…

老後の贅沢な日々(続)

やっと気づいた。埼玉から逃げ出したのは、狭苦しい空間がいやだったんだ。いまは戸を開ければ一続きになる三部屋を一人で使っている。台所だって、テーブルが置いてないから、流しと戸棚の間の空間が広い。二重窓の内側を開ければ、前からある4本の木とチュ…

老後のぜいたくな日々

五時に起きてCSとBSのデジタル番組表をチェック。見たい映画と紀行や風景の番組を録画予約。旅番組系はDVDで、映画やドラマはHDだ。HDの残りが少なくなると、録画してあった映画を見て、終わったら消去する。見尽くせないほど溜まるからわがままになって、気…

老後のぜいたくな日々

五時に起きてCSとBSのデジタル番組表をチェック。見たい映画と紀行や風景の番組を録画予約。旅番組系はDVDで、映画やドラマはHDだ。HDの残りが少なくなると、録画してあった映画を見て、終わったら消去する。見尽くせないほど溜まるからわがままになって、気…