エンゴサクもう一度

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 タムラの好きなエゾエンゴサク、そろそろ終わりですから最後にもう一度アップします。20日ほど

前、林床にちらほら咲きはじめたころのものです。「山菜全科」によれば、茎丈30センチになるものも

あるとか。たしかに夏近い和琴半島など奥まった場所には、ずいぶん背の高いものもあります。本州中部

以西のエンゴサクは北海道の仲間とは別な種だけれど、どれも食用になるそうです。

 変異の多い種です。花の色も白からピンクまでさまざな株を見ました。でも今年は、岬でも美幌でも変

わった色には出会えませんでした。すべて青か紫。地上部は短い花期が終わるとはかなく枯れて消えるけ

れど、地下の球根は生命力旺盛で、庭に移すのも容易だそうです。倉本の聡テレビドラマ「風のガーデン

ン」に、死期の近い主人公が森の一角に球根を植えていくシーンがあります。最終回で彼のいない春に、

一面紫の花を咲かていました。

 このあたりではちょっとした林や草むらでよく見かけるので、ありふれた雑草として名前も知らない人

が少なくないようです。西洋タンポポもそうですが、見慣れたものには注意が向かないのでしょうか。ど

ちらもわたしは見飽きませんけど。