2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

サンゴソウ07年 1

今年9月18日に撮った卯原内のサンゴソウです。去年も紹介しました。正式な名前はアッケシソウ。 能取湖とサロマ湖のあちこちで湖岸の浅瀬を緋色に染めます。広がり方や時期にばらつきがあって、知る 限りでは卯原内のものが最も規模が大きいようです。こ…

天都山晩秋

17日に自治会バス旅行で天都山と卯原内へ。朝のうち小雨模様で、終日はっきりしない天気でした。 それでも天都山の高台では、網走から斜里に向かって弧を描く海岸線、濤沸湖、斜里岳が見えています。 雲の下に広がる日ざしのない風景は、近景には紅葉が残…

白樺枯れ木

屈斜路湖を北から望む小清水展望台は、道道102号線から山側に少し登った、藻琴山中腹の標高70 0メートルを超える場所にあります。水飲場、トイレ、食堂を備えたりっぱなパーキング・エリアで、藻 琴山の登山口にもなっています。美幌峠より200メー…

秋色の屈斜路湖

この町でただ峠と言えば美幌峠のことです。晴れた日に陽が西に回ってからは、この峠から藻琴山、斜 里岳、摩周岳、雌阿寒・雄阿寒が、270度の広がりでくっきり見えるはずです。わたしがこれまで行っ たのはいつも朝で、美幌や北見の低地には日が当たって…

光る湖

車で行ってちがう方向から屈斜路湖を見晴らす適地が三つあります。美幌峠は北西から、藻琴山展望台 は北東から、小清水展望台は北からです。場所ごとに、季節と天候と時刻で、湖や周辺の木々はさまざま な表情を見せてくれます。23日には湖畔林道の他に、…

屈斜路湖畔林道 2

もう一回湖畔林道です。 最近漬物に凝っています。何しろ越冬野菜が安いので、つい買い込んでしまいます。屈斜路湖からの帰 り道に寄った東藻琴の直売所では大根が3本で100円。カボチャは大きいのを一個100円で買って も、ウチで取れたのと一緒に数ヶ…

屈斜路湖畔林道 1

屈斜路湖は面積79.3平方キロ、周囲長57キロの、日本最大のカルディラ湖です。約35万年前か らの火山活動でできました。最大の噴火は12万年前、ウチの庭を30センチも掘ると出てくる火山灰は このとき降ったものでしょう。南岸には美幌国道(243…

廃駅 リハビリは生きる希望

オンネトー町民ハイクのバスは往復とも、相生(あいおい)道の駅で停まります。復路ではあっという間 にレジに長い列ができました。豆腐やアゲが目当です。預けていた越冬野菜をバスに運ぶ人もいます。こ こは廃止されたふるさと銀河線の裏手に当たります。食…

湯の滝 期待どおりのワールドシリーズ

昨日はマンガン鉱床の育つ滝の名前を書き落としました。湯の滝といいます。今日の写真はその全景と 滝までの林道です。 今年のMLBもあとワールドシリーズを残すだけです。ポストシーズンでは、マリナーズの姿が見られ なかったのは残念ですが、その後はわ…

生きている鉱床

ロンドンからのコメントありがとうございます。あなたのブログのラーメン屋の話はよだれが出そうで した。 何年か前に、太古の時代にシアノバクテリアが鉄を酸化させて固定し、縞状鉄鉱床を作ったという話を 地球史の本で読みました。オンネトー湖畔から20…

湖面に映える紅葉

夜半の雨があがり、空き地で草の水玉が光っています。空には一片の雲もありません。久しぶりに晴れ た一日になりそうです。裏の家の敷地では黄色、紫、ピンクの菊が、そのお隣では腰までの低木の赤い葉 叢が、色彩を競っています。ウチの庭に残る彩りはオレ…

神秘の湖オンネトー

18日の朝日新聞道内版に、この湖は北海道三大秘湖のひとつだという意味の記事がありました。オン ネトーはアイヌ語で「年老いた沼」。湖面は位置や天候で一日に何度も色を変えるそうです。先週日曜日、 町民ハイキングで行ったとき、おにぎりを食べている間…

透明な紅葉 自分のなかの他者

10月14日にオンネトーで見た透明な紅葉です。 〔自分のなかの他者〕 多田さんが書いた本の感想を続けます。 話すことや直立二足歩行はヒトの特徴です。その機能を担うべく多田さんのなかでうごめく神経細胞 は、かつての彼を構成していたものとはちがう…

三国峠 死に照らし出されて

三国峠の写真は今日でおしまいにして、明日から日付を進めます。他に層雲峡や千畳ぐずれなど、10 月4日撮りで残っているものもありますが、冬の凍結で遠出できなくなってネタに困ったときに紹介しま しょう。 〔死に照らし出されて〕 免疫学者として優れ…

クマネシリ山塊

左奥に頂上だけ見えているのがクマネシリ岳(本クマ)で、言葉の由来はアイヌ語で「物干しのようなも の」という意味だとか。三国峠と反対の東側から見ると、尾根が平らに長くつながっているところから、 物干し竿を連想したのでしょう。中央の二つの峰の右が西…

樹の海が色づいて

ゆみこさん、駒止湖はいかにも深山の湖という感じですね。子どものころ何年かくらした山村の森の奥 に竜が窪という沼があって、はるばる出かけて薄気味悪い印象をもったことがあります。いまは百名水の ひとつとされていると聞きました。森の中の湖は上から…

いちばん高い峠の秋

「美幌」と「たより」の入った記事が57万件もあるんだね。ちゃんと見てくれる人がいるって、はげみに なるよ。 糠平湖脇を通って層雲峡に向かう糠平国道(273号国道)の最高点、1150mの三国峠が、北海道の 峠でいちばん高いんだとか。ここはトンネルの中…

然別湖は山の湖

然別湖は標高810mで、北海道で最も高い位置にある自然湖だそうです。うっそうとした森に囲まれ ています。わたしたちが行った10月4日は10日間の釣り解禁期間初日。湖には観光船の他にたくさん の釣り船が浮いていました。固有魚のオショロコマ(ミヤ…

大函  情に訴え制度悪を隠す

陸地で地殻の厚さは35km。地球の半径は約6378kmだから、地殻は0.5%ほどの深さでマント ルと核を包む表皮ということになります。ほとんどは岩石で、土壌は岩石の表面をうっすらと覆うにすぎ ません。そのうすい土壌にしがみついて草木が育ち、動…

湖畔の色づき

ゆめラジさん、さすが渋谷、奇妙なパフォーマンスがありますね。気軽にそれに応じるあなたの自由な 心がうらやましい。 「男は微妙なところがあまり無い」はあなたなりに遠慮した表現かな。わたしは自分でもがさつだと思 います。でも繊細な男もいるような。…

銀河の滝 楽しそうな表情

バロンマサさん、コメントありがとうございます。ブログ拝見させていただきました。おもしろい写真 を見つけてきますね。 ゆみこさん、同い年のパートナーとうまくいっているようで、いいですね。でも油断しないほうがいい かも。誰かが言ってましたよ、「相…

渓流紅葉  『女ですもの』

高原温泉から層雲峡に向かう糠平国道へ出る山道は渓流に平行しています。水際の紅葉を撮ろうとする のですが、道が細くてなかなか車を停められません。ようやく行き交う車の迷惑にならない場所を見つけ たときには、まだ色の薄い木が増えていました。 いま、…

湯けむり紅葉  『夜明けの縁を・・・・』

高原温泉で稜線の黄葉を撮りながら宿の裏手に廻ると白い煙が見えてきました。ゴミでも焼いているの かと思いながら近づいたら、強い硫化水素のにおいがします。自噴する温泉でした。屈斜路湖周辺、阿寒 湖周辺、大雪山一帯と、車で日帰りできる範囲に、脈動…

錦秋  格差は資本主義の本性

大雪高原温泉の続きです。 〔格差は資本主義の本性〕 『近代による超克』の著者ハルトゥーニアンは、格差(この本の言葉では不均等)は資本主義に構造的に 組み込まれている、と考えています。資本は、近代化の遅れた地域(国内では地方、国際的には途上国)か …

大雪高原温泉色彩の饗宴

matibitott2004 さん、去年6月に書いた開発と自然保護に関連するわたしの意見へのコメントありが とうございます。いま、戦争に向かう時期に日本の文化人たちが集まって論じた「近代の超克」につい て、アメリカ人が書いた本を読んでいます。わたしは東京・…

仙人の遊ぶ庭みたい

はじめの2枚を撮ったあたりで、昔中国の詩人が作ったという詩の一片が頭に浮かびました。うろ覚え ですが、林間に紅葉を焚いて酒を温める、みたいな文句だったかと。石と常緑樹に赤や黄色が配置され、 古いお屋敷の庭を思わせます。でもここは20キロ近く…

層雲峡紅葉谷は色鮮やかに

今度も前の家のご主人はタフでした。昨日朝6時発午後4時着、10時間ひたすらハンドルを握り続 け、わたしの行きたい所、わたしが好きそうな場所にすべて連れて行き、気が済むまで撮らせてくれまし た。ハイヤーだったら何万円もかかるでしょう。ほんとに…

卯原内川河口の風景

サンゴソウに群生地と平行して卯原内川が能取湖に流れ込む河口で、9月18日に撮りました。対岸の 建物は能取漁港です。見えている鳥はカモメと青サギ。一人旅らしい女性が長い間湖を眺めていました。 今日はこれからつかの間の秋の彩りを求めて出かけます…

秋の田園

9月18日にお隣の大空町の田園を通りがかりに撮りました。四角いコンテナはタマネギ、円筒形に積 まれているのは豆(ササゲかトラマメ?)です。同じお隣でも西の旧北見市郊外には水田も見られます。東 の海に近いほうで目に付くのは、麦、ビート、タマネギ、…

摩周湖の西

jirou89554werさん、エラーメッセージが出て、あなたのブログは見れませんでした。 摩周湖観光でほとんどの人が選ぶルートは、国道391号線から分かれる52号線で、西岸から湖を見 ることになります。シーズン中だと南寄りの第一展望台駐車場は有料なので…