2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

夕波と灯台

晴れた日の午後3時ごろには、低い西日が岸に砕ける波を白く輝かせます。右手に遠く能取岬灯台。初 秋には鮭釣りの竿が林立する砂浜にも、11月になれば人影がありません。写真や映像で見る南の海は緑 がかって明るい光に満ちていますが、この海は光ってい…

晩秋美幌川

図書館から借りた本をコピーしにコンビニに行っていま帰りました。夜明け前は当然零下ですが、数日 前の-10前後の寒さは少し和らいでいます。それでもこの時間にはマフラーが必需品で、手袋なしにハ ンドルを握ったりしたら、まあ冷たいこと。本格的な冬…

青い海白い知床

白い知床連山は前に紹介しています。今回は山を小さくして青い海と枯れた草原を多くしました。 新しい文明の姿を考える (19) 構造改革とは何か アメリカ発の金融危機が収まる兆しはなく、世界的な大不況が危惧されています。そのためもあって、 いま日本では…

湖畔とメルヘンの丘夕景

クロこげさん、自前の頭髪の縮れや色を修正しなければならないなんて、世の中なんか変ですよね。わ たしだったら、面接で主張する機会があればそのままで入試に臨み、機会がなければやはり修正するでし ょうか。自前では不安な学校に受かりたいと思えば、事…

狐さんこんにちは

能取湖畔の道路でキタキツネに会いました。行きと帰り2回、2キロほど離れた場所です。顔の見分け がつかないから、同じ狐さんかちがうのかわかりません。このあたりは、トンネル開通で訪問客が増えて いるものの、知床や大雪ほどではないので、人見知りし…

町で見た赤い実

昨日今日と美幌は冬日(一日中氷点下)のようです。今朝の最低気温は-10度を下回りました(NHK 北見のデータ放送)。ちなみに、日の出が6時31分、日の入りが15時50分ですから、昼が9時間ち ょっとで夜が15時間弱。南中高度は25度。夏至のころ…

オホーツク海の鳥と波

能取岬から見晴らす11月の海は、おびただしい海鳥と白い波が印象的でした。 ある公立高校が公開基準では合格している受験生を、金髪などを理由に不合格にし、その事実が判明し て教委が高校の責任者を処分した事件が、新聞で報道されました。服装や態度が…

冬枯れ

札幌、旭川、稚内などではかなり雪が積もっているようです。除雪車が出動している街もあるとか。道 東・オホーツク地方の昼間はまだ、雪化粧する前の冬枯れ風景です。気温は下がっています。一昨日北見 で最高気温が零下の冬日が記録されたと報じられました…

カンパニュラとヘメロカリス

倉本聡の脚本で放映されているテレビドラマ・「風のガーデン」に、先週だったか先先週だったか、カン パニュラという花が出てきています。ホタルブクロがその一種だと知り、確かわたしもフラパラで撮った なーと思い出して、メモを調べました。7月18日です…

唐松黄葉

いまの時季は唐松黄葉が主役になる風景が多くなります。唐松は林の一画にかたまっていたり、防風林 や道路並木として植えられたていたり、公園や畑の隅に2,3本立っていたりします。他の季節はさまざ まな緑にまぎれ、特に目を引くことはありません。広葉樹…

惜秋

辞書で確かめてみました。やはり「惜秋」はありません。「惜春」はよく見るのになぜかなー。こちらは8 月末にはもう秋の気配があり、雪が大地を覆うまでどこかしらで秋の名残が見つかります。本州中心地域 の紅葉は、11月の短い期間で終わって、その後はもう…

初雪

きのう「この時季としては暖かい」なんて書いたのを、美幌の空の番人が見たのでしょうか。「それなら これでどうだ」とばかりに、あの後8時過ぎから、雨を雪に変えました。朝の予報は雨と曇りだったんで すよ。昼前には降り止んですぐ融けましたけど。 けなげに…

秋の名残を探して

寒々とした庭で秋の名残を探してみました。鮮やかな色を見せることもなく枯葉が目立ってきたカエデ も、枝の奥にはわずかな彩を残しています。雪を待つイチゴ苗は半ば赤くなっていました。縁の下で黄色 くなっていた小さな木は何でしょうか。これ以上大きく…

知床の白い山々

11日午後、能取岬から東を望むと、オホーツクブルーの海に知床の白い山々が浮かんでいます。出か けるまでは、さんざん見たんだからもういいんじゃない、という気持ちもあります。それでも、右手の痺 れ痛みに萎縮して閉じこもる気分を変えたくて、あえて…

森木立冬まじか

北海道の森は落葉樹と常緑の松類の混交が特徴だと聞きました。言われてみれば、防風林や道路並木は 別にして、車や徒歩で通ったこちらの林道でどちらか片方だけの大きな木立を見た記憶は浮かびません。 若いころわたしが大好きだった奥多摩から大菩薩峠に続…

船と湖

晩秋の女満別湖畔にはたくさんの船が浮かんでいました。湖面が凍結する前に漁を急ぎ、湖底の浚渫を 終わらせようとしているのでしょうか。 本田透の『萌える男』(ちくま新書)を読みました。本田はオタク文化、なかでもキャラクター・グッズ とバーチャル世界…

藻琴山冠雪

越して来たのが2月末でしたから、前の人が残していったストーブを24時間付けっぱなしでした。2 4度に設定しておくと一階の3室全部からキッチンまで十分暖かく保てます。トイレだけは別で、設定温 度より下がると自動的にスイッチが入るパネルヒーター…

暮れなずむ

午後2時ころから陽が低くなって、南西方向にのびる道路では車のスピードを落とすことになります。 フロントガラスの遮光板を下ろしてもその下から光が射して、前方がかすみますから。3時を少し過ぎる と森陰では気温が低くなって、その2,30分後に低地で…

白鳥たちがやって来た

11月に入って久しぶりに女満別湖畔に出かけました。もう白鳥たちが来ています。前後を二羽の白い 鳥に守られて一列になって泳ぐ黒っぽい若鳥の群や、二、三羽の成鳥の周りに集まる幼鳥たちが目立ちま す。黒だけの集団は見えません。今年シベリアで生まれ…

紅葉のチミケップ湖畔

先月11日、チミケップ湖畔は紅葉の盛りでした。ちょうど1週間後にもう一度行った人が、枯葉と落 ち葉になっていたと言っていました。はかない華やぎです。でも時期さえ合わせることができればその瞬 間は、阿寒・オンネトーや層雲峡などの名所に劣らない…

田園晩秋

サイタマンさん、PCを使いこなすって、お互い楽じゃないですね。リンクで関心を共有する人につな がる、Gメールを個人秘書に仕立てるなど、もっと効果的に自分の世界を拡大する手段にできることはわ かっても、勉強して自分に適したシステムを構築する労…

霜の朝

美幌ではこのところ、夜と朝は冬、昼は風が冷たくても日射しはさわやかな秋、の毎日が続いていま した。写真はある朝の冬の相です。 名無しさん、オバマのアメリカがどうなるのか、期待と不安が入り交じりますね。 ゆめラジさん、教育の定義にかかわるわたし…

せせらぎ公園今年最後の彩り

10月末のせせらぎ公園にはさまざまな彩がありました。次に華やぎが見られるのは半年後、4月の福 寿草と林床のスミレからです。路傍の小さなモミジは落ちた枝か幼木か確かめませんでした。次は赤ナラ だと思います。エゾムラサキツツジの秋の葉は春の花に…

花瓶のホーズキ

nhr*n*さん、阿寒湖のモミジを楽しんでもらえてよかった。北海道にはいたるところにモミジの名所 があります。でもすぐ散るから道外からだと日程の組み方がむずかしいかも。イランの宗教事情にお詳し いのですね。 nam**i214さん、小田代が原の写真拝見しま…

阿寒湖の秋

紅葉の日光を紹介した番組を見ました。きれいですねー。埼玉にいたころ何度も行っています。しかし 山好みが災いして、奥へ奥へと入っていたので、竜頭の滝散策路や中禅寺境内など、見落としていた場所 がたくさんあることに気づきました。もうチャンスはな…

はなやか

一茎一花の大輪菊は、展示会の定番で家々の軒下でも見ることがありますから、特に珍しくはありませ んが、それだけ人気があるということでしょう。しみじみ眺めるとやはりはなやかです。もうひとつの定 番は、意匠を凝らしてはさまざまな彩を配置する寄せ植…

緑がかった菊の花

そらさん、盆栽型の菊、やっぱり珍しいですか。わたしも初めてでした。ほかに緑がかった黄色い菊 や、ほとんど緑といっていいような花も、見慣れないせいかふしぎな感じです。 生態学や保全生態学を専攻する東大の先生・鷲谷いづみさんは、雑誌「科学」(岩波…

盆栽みたいな菊の花 続

前回の盆栽のように仕立てられた菊の続きを載せます。成長に合わせて、イメージした形に少しずつ誘 導するのかな。きっととても手間がかかり、根気が要る作業です。わたしのように気が短い者にははなか ら無理。毎日注意深く世話をしていれば愛着も湧くと思…

晩秋の森

魚無川の崖上にある美富自然公園の数日前です。小さいけれど森の雰囲気が味わえる場所です。 降り積もる落ち葉を踏んで森を歩くのが好きです。下草に緑萌え花咲き初める林床、若葉から木漏れ日 が射す小道、むせかえるような盛夏の林、入り混じる針葉樹の緑…

穏やかに流れる谷底の水

今年秋錦仙峡で見た静かな流れです。これが滝上シリーズの最後。いま道内の秋の名所は、カエデ、ブ ドウ、蔦ウルシなど、ほとんどが落ち葉になって、紅葉の季節は終わりました。それでも美幌では散り残 った赤いモミジ、黄色いイチョウなどがまだ見られます…