2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ウグイス撮れた

ホー ホケキョ、ケキョケキョ。山道、野の小道、湿原の木道、5月から7月にかけて歩いた、いたる ところで、美しい鳴き声はたっぷり耳にしました。でも、すぐ脇の草叢や木立から聞こえているのに、立 ち止まっても場所は確かめられませんでした。たまに薮か…

あやめが原原生花園

ミキィさん、コメントありがとうございます。タンチョウ飛翔の写真ステキです。蝦夷梅雨という言 葉は初めて知りました。今日も夜明け前に激しい雨音で目覚めました。お盆過ぎには秋がはじまりますの で、今年は夏が来ないまま終わるのではないかと心配です…

庭の芍薬

6月末にウチの庭で花開いた芍薬です。この頃は気候が順調でしたから、元気いっぱいに咲き誇って いますが、その後は曇りや雨の日が増えました。町のホームページで7月1日から昨日までの気候を検索 すると、積算気温は平年が452.6度で今年は485.…

琵琶瀬展望台から

霧多布市街から道道123号線を6キロほど厚岸方向に行くと、トイレ、食堂、土産物屋のある展望パ ーキングがあります。ここからいま通ってきた琵琶瀬川河口方向を見ると、湿原センターからとは一味ち がう湿原風景が広がっています。さらに東を向けば、橋…

今年のオオウバユリ

国内最大の汽水湖であるサロマ湖。その東端は北見市常呂町栄浦で、湖北側の砂洲にワッカ原生花園が あります。栄浦から南岸を十キロ弱西に行ったところが、北見市に合併せずに残った佐呂間町の浜佐呂間 です。ここで国道238号から右に別れ湖沿いに進んだ…

花の岬

もう一週間早ければ、エゾタンポポの黄色い絨毯のここそこに、ハクサンチドリの群落が赤紫の模様を 描く光景を目にできたでしょう。6月24日には彩りに鮮やかさを失ったハクサンチドリが1本2本と孤 立し、タンポポの黄色も緑の勢いに押されていました。 …

湿原のワタスゲ

北海道には、6月後半から7月にかけて、ワタスゲの見られる場所がたくさんあります。なかでも広が りの大きい霧多布湿原は見応えがあります。写真は道道123号線沿い木道からです。ほんとうは湿原セ ンターから海岸方向に伸びるMGロードからの景観が最高…

アゼチ岬から

厚岸郡浜中町の中心街は太平洋に突き出した半島部分にあります。半島と言っても、地図で見ると実際 には、東西に伸びる島のようです。北の浜中湾と南の琵琶瀬湾を分ける橋で、湿原と沼から成る陸地につ ながれています。東端が霧多布岬(湯沸岬)で西端がアゼ…

霧多布のクロユリ

後の2枚のようにクローズアップで見ると、反り返った花弁がけっこう肉厚で、いかにもユリです。去 年もここ道道123号線沿いの湿原木道に来ました。今年は株の数が少ないような気がします。それで も、せせらぎ公園や土産物屋の鉢植えの、釣鐘型でキキョ…

霧多布の海

6月24日の霧多布岬で、強い風の寒気に震えながら、青一色の美しい空と海に魅了されました。この 時季から一転し、北海道東部の7月の気候は不順です。今日も雨。せっかくの日蝕もオホーツク地方での 観測は絶望的です。関東以西では雲が切れる地域がある…

クシロハナシノブとフタマタイチゲ

霧多布湿原の湿原センター下木道に咲いていた青い花はクシロハナシノブ。エゾハナシノブの湿原型だ そうです。白はフタマタイチゲ。6が24日にはともに終わりかけていました。盛りのワタスゲや咲きは じめのゼンテイカは他でもよく見かけますが、この二つ…

ワッカ原生花園の空と草原

6月22日、迫力ある雲がワッカ原生花園にかぶさって、四方に青く広がる空の単調さを防いでいま す。ネイチャーセンター裏のサロマ湖南端は橋で区切られ、独立した小さな湖のような印象です。その水 面ではアオサギが遊び、砂浜に散らばる小さな孔から、も…

ギンリョウソウの萌える森で

オムサロ原生花園と国道を隔てた小山は、オムサロ遺跡のある森になっています。ここの原生花園が、 予算と人手が多く入ったワッカのそれに比べて、北の海岸の荒涼とした雰囲気を残しているように、この 遺跡も、常呂遺跡の森と対照的に、ほとんどボランティ…

オムサロ原生花園にて

いまエアコンをつけてパソコンの前に座っています。冷房ではなく暖房です。夜中の2時に寒さで目が 覚め、毛布を一枚追加しました。北見局のデータ放送によると、美幌の最低気温は1桁だったとか。あま り騒がれてはいないようですが、7月の気温としてはこ…

知床の鹿

写真は6月10日に知床五湖を回っての帰路、車を停めて森で撮ったた群です。この日はさらに下った ところで、車道にたむろする一群に徐行を余儀なくされました。下旬にも何度か、霧多布に向かう道路わ きの木立や、知床の斜面で見かけています。釧路川沿い…

霧多布湿原の風景

ヤフーブログのメンテナンスで、早朝の書き込みができませんでした。7時完了と掲示されていました が、実際に作業を始められたのは10時過ぎでした。 写真は6月24日の霧多布湿原を湿原センター方向から撮ったものです。面積は釧路湿原ほどではあり ませ…

三つの滝 3

滝シリーズの最後は層雲峡流星の滝です。銀河の滝ともども、流れ落ちる水は石狩川に合流します。こ の川は、流域面積が利根川に次いで日本第二位、全長は信濃川、利根川に次ぐ第三位。石狩岳を水源とし て、大雪山系のいたるところから雪解け水を集めるので…

三つの滝 2

暑いところにいる方に目で涼んでいただく第二弾は、知床半島オシンコシンの滝です。前に立つと実際 に飛沫がかかります。こちらは今朝も肌寒く、あの冷気はあまり想像したくないです。ところでこの滝の 駐車場売店に、太った野良猫が住みついています。一昨…

三つの滝 1  貧困脱却と二酸化炭素

6月の暑い日に出した扇風機は、このところ無用の長物になっています。それでもきのうは、室内でも 30度を超える時間がありました。窓を開けたら乾いてさわやかな風が通り、汗はかきませんでしたが。 本州以西では、じめじめした暑さにうんざりしている人…

黒岳のチングルマとアオノツガザクラ

大学に入った年の夏に初めて登った山で、白く広がる群落の先が霧に溶けるチングルマに出会いまし た。愛山渓から登り、大雪山旭岳につながる尾根筋に出たときのことです。このときの幻想的な光景が、 その後わたしを山に誘う原風景になりました。個人的な記…

日本でいちばん遅い桜

日本でいちばん遅くに見られる桜はチシマザクラではないでしょうか。6月20日の黒岳五合目で満開 でした。7日にはまだ咲きはじめで紅色が目立ち、エゾヤマザクラだと思ってしまいました。ここまで開 いて白くなると、もう間違いようがありません。ロープ…

釧路湿原のミツガシワ

去年は6月17日に釧路湿原温根内遊歩道でミツガシワの花が最盛期だったのに、今年は、13日にも う終わりかけていて、25日にはほとんど葉っぱだけになっていました。ウチの庭では低温の日が多くて 植物の成長が遅かったと思うのですが、ここは逆だった…

釧路湿原大展望

6月13日の釧路湿原です。はじめの3枚は細岡展望台から。次の2枚は湿原のなかを歩く温根内の木 道から。霧や小雨はここの常。数多く訪ねて晴れた湿原を見たのは4回に1回という感じです。なにしろ 南端から太平洋までせいぜい6キロほどで、「霧の釧路…

硫黄の煙とイソツツジ

和名が硫黄山、アイヌ語でアトサヌプリ(裸の山)。いまなお噴煙を上げるこの活火山から発する湯脈 で、屈斜路湖にほど近い川湯の温泉街が成り立っています。パックツァーの観光バスはたいてい硫黄山に 立ち寄りますが、季節が限定されているためか、ここの…

山を映す知床五湖 その有料化

近年は熊が出るため、知床五湖周回コースが開かれている日は少なく、たいていは一湖だけとか、二湖 までとか規制されています。ここ20年ほどの間に5,6回は訪れていると思いますが、そのうちで五湖 すべてが回れたのは今度の6月10日だけです。二週間ほ…

知床の山と草原

6月10日の知床半島は海も山も青空の下に。最初の写真で左端のピークは硫黄岳(標高1661メート ル)。次の写真で右端は羅臼岳(1563メートル)です。間にサシルイ岳、知円別岳があるはずですが、どの ピークがそれかよくわかりません。健脚であれば20時間ほ…

ウトロ港の風景

ウトロで大型の知床観光船が発着する埠頭につながる海岸は、大きな有料駐車場になっています。乗船 した友人をここで待つ1時間半、わたしは退屈する暇がありませんでした。海では発着する小型観光船が 蹴立てる白い波が渡り、目の前の青空に浮かぶ羅臼岳の…

日帰り圏のいくつかの風景

nam**i214さん、半分の50キロでもフルマラソンより長いのですから、たいしたものです。でも、あ なた自身には心残りだったでしょう。来年は万全の体調で再挑戦できたらいいですね。 奥さんの呼人半島探索は、見るべきものの乏しい時期でお気の毒でした。残…

摩周湖裏から表から

タムラに言われて検索してみました。アイヌの人はエマウリという言葉を、エンレイソウの実、エンレ イソウそのもの、イチゴの実と、微妙に使い分けていたみたいですね。エンレイソウの実は、写真ではあ まりおいしそうではないけれど、秋になったら口にして…

オンネトーのサクラソウ うつ病研究の空白

本州では野生サクラソウは保護の対象として語られるそうですね。北海道では5月末から6月にかけて 野山を歩くと、頻繁に見かけます。もっとも、津別町民の森に咲く同じ仲間のクリンソウほどの大群落の ある場所は、わたしは知りません。津別では人々が世話…