2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

神の子池に春の花

6月の摩周湖一帯はまだ春の花の季節です。まずは10日に神の子池で撮ったものから二つ。上を向い て咲いているのはオオバナノエンレイソウです。うつむいているのはミヤマエンレイソウ(シロバナノエ ンレイソウ)で、色ちがいはその仲間だと思います。残り…

せせらぎ公園6月4日

6月4日に町のせせらぎ公園で見かけた花たちです。 最初はキジムシロ。こちらの草むらでは、雪解け後から夏まで咲いている息の長い花です。近種でつる 性のツルキジムシロと、わたしは花では区別できません。抜いてみて、いくつかの根がツルでつながって い…

紋別港と海底生物

6月5日の紋別地方は午後から雨になったので、屋内施設をと、港に近い海中に作られたオホーツクタ ワーに行きました。1,3階は流氷などの写真や説明が展示されていて、上階からは港風景が展望できま す。はじめの写真はその風景です。赤い船はガリンコ号。…

利賀村のタニウツギ

五月末に富山県利賀村に行ったとき、途中でも村でも道路わきの薮や林の縁で、いまは盛りと色彩を振 り撒いていたのが、この花です。東北海道の山地で見かける木の花は、山桜以外ほとんどが白なので、こ とさら目を惹かれました。道南から本州に限られていて…

鎮まっていた神の子池

摩周湖と言えば北海道で代表的な観光スポットです。このカルディラ湖には外輪山を一周する車道も歩 道もありません。屈斜路湖側(北西)には道路沿いに二つの展望台が設けられていますが、反対側に回ろう とすると、牧場地帯やちょっとした山道を何十キロも車…

瞑想の里

先月末富山に行ったとき息子夫婦に連れて行ってもらった利賀村に、写真のような建物を連ねた場所が あって、瞑想の里と名づけられています。オホーツク地方の市町の多くがそうであるように、この村も観 光に力を入れているのでしょう。白川郷に隣接していま…

大湿原の新しい水門

日本の湿原全面積のうちの6割を釧路湿原が占める、みたいな話をテレビで見たような。記憶があいま いで、この数字に確信はありませんが、日本最大の湿原であることはまちがいないでしょう。その全景を 目にするには、空から撮った映像に頼ることになります…

イワッポギ水門は湿原のなか

12日に訪ねた旧岩保木(イワッポギ)水門の写真です。釧路市の水道関係者が水質検査に来ていた他は 人の気配がない広大な湿原の一画に、朽ちかけた木造の建物が静まりかえっていました。そのつもりで見 ないと、廃屋としか思えません。それでも最後の一枚で…

黒岳五合目再び

12日ぶりの大雪・黒岳五合目は、花の盛りとは言えないまでも、前回よりずっと多くの高山植物が咲 いていました。大好きなウコンウツギとチシマノキンバイソウは、それぞれ一輪小さな花が目に入つただ け。いまの見ごろなのは、チシマザクラ(きのう山桜と書…

黒岳五合目遊歩道

今月8日、大雪の黒岳五合目は、山桜がきれいに咲いていました。次の写真、ショウジョウバカマとい う名前は、葉を猩々の袴に見立てたものとか。ガンコウランはまだ蕾。最後の一枚はエゾサンショウオの 卵です。 今日これから、遠来の客と共に、また同じ場所…

ゼンテイカとハイキンポウゲ

nam**i214さん、いよいよですか。気持ちよく走り通せるといいですね。 言われてみれば、輪状に何段か並ぶ花はクリンソウの特徴です。名札にあったような気がして、確認せ ずサクラソウと書いてしまいました。 呼人探鳥遊歩道は、雨の後などぬかるんでいると…

遺跡の森に咲いた花

6月6日にサロマ湖畔の遺跡の森で咲いていた花から。 まずはサクラソウ。水辺や湿った場所で出会うことが多い時季です。サクラソウ、オオサクラソウ、エ ゾオオサクラソウ、クリンソウ、サクラソウモドキは、一見した印象が似ていて、わたしの記憶のなかで …

静寂のオンネトー

6月8日のオンネトーは、今にも降り出しそうな雲の下で、静まりかえっていました。入り口近い湖畔 では、たまに行き交う車もありましたが、湖畔車道終点に位置する国設キャンプ場の湖畔では、人の気配 が絶えています。青い湖水が彩りを映す紅葉の時季には…

釧路川カヌー下り

小雨降るなか、雨具を着けての川下りです。塘路湖から支流を経て、釧路川を細岡まで、9キロ。これ まで4回の釧路川カヌー体験がありますが、そのうち3回がこの中流コースです。屈斜路湖からの源流域 が一回で、下流はまだ。 初めてのときは静寂の深さに感…

大雪山の雪 音楽に触る

遠目では目立たない角度もありますが、近づくにつれて、6月の大雪山は中腹まで雪が残っていること がわかります。最後の一枚は黒岳五合目の林です。ここはいま春スキーのシーズン。ロープウエーの駅や ゴンドラで、ゲレンデとはちがう半ば山衣装に身を包ん…

釧路湿原の花たち

12日昼前後の釧路湿原は、どんより曇っているものの、さいわい降ってはいません。前日まで雨だっ たので、ビジターセンターの人に、市展望台までの道はぬかるんでいないかと尋ねてみました。「だいじ ょうぶ」という返事だったので、5.7キロを歩いて、…

せせらぎ公園のエゾリスと黒百合

エゾリスは、せせらぎ公園の池の辺りで見つけて、近づいたら近くの木に逃げたのを、追いかけて撮り ました。通りかかったお年寄りから、何か撮れましたかと尋ねられたので、リスを、と答えると、このあ たりでたくさん遊んでいることがあります、とのことで…

大雪山と大雪湖

このところ3日間天気にめぐまれたので、大雪山麓層雲峡、黒岳五合目遊歩道、オンネトー、神の子 池、裏摩周、表摩周、川湯硫黄山、屈斜路湖コタン、知床五胡などに、連日出歩いています。こうしてみ ると、美幌がとても交通の便にめぐまれた場所だと、つく…

盛りの先代萩

車で走り回っていると、いたるところで牧場や草原を黄色に染め上げている花に出会います。原生花 園なら、ほとんどが最初の4枚に写っているセンダイハギ。4枚目はオムサロ原生花園で、他はワッカ原 生花園です。 はじめて名を知ったときは「仙台萩」かなと…

北の浜辺に可憐な花が

6月5日の雨が降り出す直前に、紋別オムサロ原生花園で出会った花たちです。はじめの2枚はハナハ タザオ。旗ざおの名にふさわしい直立した茎。薄暗い空の下でも鮮やかな白い花。砂地の丘でここそこに 咲き集い、荒涼とした北の浜辺に清冽な気配を演出して…

原生林?の新しい道

ワッカ原生花園のサロマ湖とオホーツク海に挟まれた砂洲の道・「竜宮街道」は、従来は「ワッカ」の 名の元になった泉で終わりです。その先に新たに遊歩道が伸びたというニュースを目にしていたので、今 回ぜひ歩いてみたいと思っていていました。自転車を借…

夏のオジロワシ

きのうはサロマ湖南端に近いワッカ原生花園に行きました。盛りのセンダイハギやハマエンドウ、ポチ ポチ咲きはじめたエゾキスゲ、名残のエゾノコリンゴなどを見ながら、自転車を走らせていたときのこと です。左手の盛り上がった海岸砂丘のてっぺんに、なん…

北の砂丘は荒涼と

シバザクラの滝ノ上公園は、紅色が雑草や葉の緑に侵食されて、見ごろを終わろうとしていました。花 期なら500円の入場料を取られるのに、きのうはゲートの番人も腕を交差させて無料の合図です。それ でも市街を一望でき、ここそこに彩が残る公園には、観…

古い社と資料館

利賀(とが)村の話の続きです。村の近くや入ってすぐのところに何軒か蕎麦屋がありましたが、蕎麦の 里はそこからさらに10分ほど走った奥です。駐車場を兼ねるちょっした広場があって、その周辺に数軒 の大きな蕎麦屋が散らばっています。正面にいかにも古…

蕎麦の里は山深く

nam**i214さんが同じようなことをしていたとは心強い。せっかくいい天気でも、新聞を読んだり寝て いたりでは、もったいないですよね。皆さん表情のない顔です。自分だけ窓に額をくっつけていて、カメ ラを出すのも気が引けてしまいます。 電磁波障害のこと…

空から見た北海道の山  弱る太陽

先月29日、富山に向かって出発した日、女満別から札幌に向かう空の旅で、下から仰ぎ見るだけだっ た山々を上から見下ろすことができました。旭川上空あたりは離陸態勢と着陸態勢の中間でしたので、乗 務員に確認して窓から撮影しました。視界が楽しめたの…

オレンジ色のボケの花

ゆみこさん、コメントありがとう。子どもは一番手のかかる時期が一番かわいいような気がします。親 は苦労の方に気をとられて、かわいさを味わいつくせないところがあるかも。イタキモチイイみたいな感 じかな。ウチの孫は、分担してくれる嫁さんの家族が周…

レンゲツツジ蕾と花と

ユチルさん、ツツジの美しい季節ですね。このあたりではまずエゾムラサキツツジから始まります。今 は次のレンゲツツジが出番です。話に出たので、今日はレンゲツツジの写真にしました。フラパラ頂上展 望台で撮ったものです。 2歳半の孫を見ていると、眠っ…