2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

エゾオグルマ

2012年8月30日 野付半島 北海道ではオグルマもエゾオグルマも両方咲きます。内地にもあるオグルマは葉はも っとおとなしく、花は少し小さく形はまとまっています。エゾオグルマは葉は厚く大き く広がり、花の形は不揃いです。冬の寒さを耐えて子孫を残すには…

夏の終わりの野付半島

2012年8月30日 8月も終わろうとしているころです。野付半島の草原の花々も乏しくなりました。疎 らに残っているハマナス、今が盛りのエゾフウロやツリガネニンジン、黄色はアキノキ リンソウだったでしょうか。

濃霧の野付半島

2012年8月30日 夏の終わりの野付半島と野付湾は霧にとざされていました。残暑の季節ですが肌寒く 感じられます。ナラワラ(枯れたナラの樹林)は霧に霞み、あのあたりに林があると辛う じて見分けられるだけです。濃霧のなかでも草叢の緑は鮮やかです。もう少…

サワギキョウ

2010年8月19日 釧路湿原温根内探勝路 夏の終わりが近づくとサワギキョウが咲き出します。湿原の花には慎ましいものが多 いのですが、この花は堂々と繁茂しています。ヤナギランと背の高さを競っている白い 花はトウヌマゼリだと思います。記憶力が衰えている…

ツリガネニンジンの群れ

2012年8月30日 野付半島 野付半島にはツリガネニンジンが群生しているところがあります。名前の通り釣鐘に よく似た花です。色は薄い青か白。最後の一枚では祭りの提灯が連想されまい。ツリガ ネニンジンの花がにぎやかになると夏も終わりです。やがて急ぎ足…

エゾニワトコ

2014年8月9日 美幌せせらぎ公園 せせらぎ公園の一画に美富自然公園がはみ出して、夏は暗い森になっている場所があ ります。この森で外の通路からでもよく見えている赤い実の集団があります。エゾニワ トコです。光の当たる場所ではフレッシュな緑を背景に鮮…

花盛りのノリウツギ

2014年8月9日 美幌せせらぎ公園 ノリウツギは雪の季節でもドライフラワーのようになって枝に残る華です。そのころ には背景も白くあまり目立たないのですが、夏の終わりの花盛りの季節にはけっこう目 を惹かれます。

摩周湖岸の深い霧

2012年8月30日 朝の摩周湖は霧の日が多いのですが、たいてい9時頃には晴れてきます。でもこの日 は特別に濃く、待っても晴れそうもありません。霧にうっすらと浮かぶダケカンバの影 だけ撮って場所を変えました。もともと私は霧の風景が好きです。それでもあ…

ヤマハギ

2014年8月14日 能取岬 ヤマハギはハギとはちがうと思っていましたが、どうやら一般にハギと呼ばれている のはヤマハギのようです。野にあるときは葉の緑に押されるようで、距離を置いて見る とけしてあざやかとは言えません。庭木に仕立てるときは花が目立つ…

草叢に咲く

2014年8月14日 能取岬 人に注目されない草叢にも咲く花はあります。そしてそのつもりで見つめればなかな かきれいです、この写真の黄色い花はカセンソウだと思います。紫の花はクサフジ。明 けきらぬ朝の淡い光か何気ない草の花も引き立てています。

岬の朝

2014年8月14日 能取岬 知床の山々は黒々としたシルエットで、灯台はまだ点灯し、昇る陽を受けて海に光の 道ができています。やがて空が明るくなり、灯台は消灯します。そのころには岬牧場の 牧舎も草原に浮かび上がります。もうすぐ牛たちが朝食を摂りに出て…

岬牧場の朝

2014年8月14日 能取岬 夜が明けたばかりの能取岬。早々に牛たちが朝食をはじめています。網走市の畜産農 家が預けた牛たちがここでのんびりと草を食んでいられるのもあと2カ月ほどでしょう か。潮風に育てられた牧草は上質な食肉を得るうえで欠かせないよう…

赤い空

2010年8月14日 美幌郊外 空の一画がほの赤くなったと思うとあっという間に赤と黒の入り混じった強烈な色に 変わりました。もうすぐ秋というころです。

コマクサ

2011年8月15日 旭平 高山に咲く花の代表の一つともいえるのがコマクサ。これは姿見の池近くの砂利のな かに咲いていた一株です。わたしが見かけたのは2年ほど。いつの間にか消えてしまい ました。もしかしたら盗掘されたのかもしれません。コマクサというと…

黒い知床

2014年8月14日 能取岬 夏の陽の出の時刻は知床の山々は逆光で、黒いシルエットになります。ときには海と 山裾の境目もあいまいです。ときには羅臼側から山々を越えて斜里側になだれ落ちる滝 雲を見ることもあります。いずれにしてももう少し明るくなってから…

薄明

2014年8月14日 キムアネップ埼 ほのかに明けゆく森。夕方なら逢魔がときという風情です。しかし刻一刻と明るみが 増し、白い百合の花も浮かび上がってきます。山歩きをしていた若いころを思い出しま す。こんな薄暗がりに小屋やテントを出て、頂上を目指した…

エゾミソハギ

2014年8月14日 濤沸湖畔 北海道の固有種ではなくほぼ全国に見られる花のようですが、なぜか名前に『エゾ』 がついています。『ミソハギ』は『溝ハギ』の転化でしょうか。湿地、水辺などを好む ようですから。背の高さは50㎝~150㎝まで様々なようです。

奔る波頭

2014年8月14日 能取岬 いろんな形の波の小さな塊が周りの大きな波とは無関係に奔っています。波というの は特定の水や電子が移動しているわけではなく、起伏が分子から分子へ伝わるのだと思 いますが、この小さな波はそれ自体が何かの小動物が走るように、背…

この黄色

2014年8月14日 能取岬 この日の夜明けの空にみた黄色は、それまでに空で見たことのない色でした。黄金色 なら何度か見たことがあります。だけどこの黄色は生卵の黄身の色、あるいはチューブ から押し出されたばかりの黄色い絵具の色。やがて黄色は薄らぎ、い…

エゾカワラナデシコ

2011年8月7日 キムアネップ埼 8月に入ると野の花の種類がぐっと少なくなります。そんな草原で確かな存在感を示 している一つがエゾカワラナデシコです。特に背景を暗くすると、淡い花色なのによく 目立ちます。この季節他に残る花は、ハマナス、エゾスカシユ…

サロマ湖一望

2011年8月7日 幌岩山展望台 サロマ湖は大きな湖なので全体を俯瞰できる場所はあまりないのですが、幌岩山のサ ロマ湖展望台はほぼ全域を見渡すことができます。この日は薄い霧が出ていて、第二湖 口方面(ワッカ原生花園の方向)はよく見えませんでした。でも…

釧路川源流下り

2011年8月6日 釧路川は屈斜路湖の一画から始まります。この日は夏の陽射し、温水の湧くところも あって川の水も暖かく、浅いところではボートを降りて水の中を歩くこともできまし た。流れに乗ってからは静かな森の中を進みます。ラフティングとちがい、波立…

夏雲

2011年8月6日 釧路川源流付近 隙間からはオホーツクブルーの空が覗いていますが、濃く薄く雲が広がっていま す。遠い山の端には一叢の積乱雲も。空を見上げていると引き込まれそうな気分になり ます。積乱雲は発達しているけれど、遠いので雨になることはな…

摩周湖の霧と雲

2011年8月6日 摩周湖畔 できるだけ急いで摩周湖畔に到着しました。何とか湖面の霧を見るのに間に合ったよ うでした。晴れた日の8時前だとほぼ確実に湖面を覆う霧を見ることができます。この 日は摩周岳の彼方に柱のような積乱雲が立っていました。雨に襲われ…

唐松の墓場

2011年8月6日 川湯硫黄山 川湯硫黄山の麓には、まるで人骨の堆積を思わせるような、ハイマツの残骸か集まる 場所があります。いまなお噴煙を上げ続けている硫黄山ですが、過去には大きな噴火が あって、このあたり一帯を一気にハイマツの墓場に変えてしまっ…

水連

2010年8月5日 美幌せせらぎ公園 せせらぎ公園の入り口近くに池がしつらえられていることは昨日書きました。コウホ ネは当時から僅かしかありませんでしたが、水連は白とピンクがたくさん浮いていまし た。複雑なピンクの色も魅力的ですが、透明がかった白は…

コウホネ

2010年8月5日 美幌せせらぎ公園の池 美幌せせらぎ公園の入り口近くに池がしつらえられていて、鯉やハヤが放されていま す。また今の季節は赤や白の水連の花も浮いています。そのなかであまり目立たないの ですが、コウホネが何本か咲いていました。過去形な…

8月の紫陽花

2210年8月2日 ウチの庭 埼玉にいたときは紫陽花は梅雨時の花と思っていました。こちらでは8月の花です。 ウチの庭では白から青までの控え目な色ですが、よその庭では派手な紫色も見ます。出 来が悪いのではなく時季が違うということのようです。

黄色い百合

2011年8月2日 ウチの庭 まだ足腰に元気があってよく庭に下りていたころ、芍薬とともにユリも咲かせていま した。白い百合や橙色のユリはよく見かけますが、ウチの庭のは黄色い百合でした。周 りの雑草を抜き、少し肥料を撒くだけで、よく咲きました。いまは…

フロックス公園

2011年8月7日 網走天都山の麓にできたフロックス公園です。ボランティアによって造成、維持され ていて無料でした。時季的には少し遅かったようです。それでも網走湖を見下ろす斜面 を飾る花はなかなか風情がありました。