忘れな草は楚々として
コバイケイソウか! さすがタムラ、花もないのによくわかったね。シュロソウかバイケイソウという想
像も、当たらずと言えど遠からずだったわけだ。近似種だもの。
気温が上がらず肌寒い日が続いていても、季節は確実に進んでいます。きのう今年初めて北見フラワー
パラダイスに行ってきました。コブシ、桜、ユキヤナギ、レンギョウが競い合う、色彩溢れかえる時季は
終わり、牡丹・芍薬までの間をつないでいるような、名残の花木蓮、盛りのボケとエゾノコリンゴ、咲き
はじめのレンゲツツジが見られました。これらの花々も、全山を染め上げるような派手さはないものの、
個々には訪問者の目を惹くそれぞれの魅力があります。
それに反して、木陰や斜面にひっそりと広がる忘れな草は、名前の札も付けられておらず、見過ごす人
が多いようです。もともとは園芸種として輸入され、花屋で売られているそうです。管理人と話した印象
では、フラパラの忘れな草は意図的に植えられたのではなく、雑草として生えてきたものをむしらないで
残したようです。彼の家でも自然に増えているとか。
確かに群落に華やかさはありませんが、近づいてみると、楚々とした可憐さに惹きつけられます。輸入
種と言っても、もともと日本にも近似種であるエゾムラサキがあります。額田王を歌った「紫の匂えるき
み・・・・」の紫はこちらではないでしょうか。写真の花の茎に毛が目立ちませんから、これは園芸種の
野生化したものだと思います。高温を嫌うので北海道の気候と合うのでしょう。花自体の印象はエゾムラ
サキとほとんど同じです。
像も、当たらずと言えど遠からずだったわけだ。近似種だもの。
気温が上がらず肌寒い日が続いていても、季節は確実に進んでいます。きのう今年初めて北見フラワー
パラダイスに行ってきました。コブシ、桜、ユキヤナギ、レンギョウが競い合う、色彩溢れかえる時季は
終わり、牡丹・芍薬までの間をつないでいるような、名残の花木蓮、盛りのボケとエゾノコリンゴ、咲き
はじめのレンゲツツジが見られました。これらの花々も、全山を染め上げるような派手さはないものの、
個々には訪問者の目を惹くそれぞれの魅力があります。
それに反して、木陰や斜面にひっそりと広がる忘れな草は、名前の札も付けられておらず、見過ごす人
が多いようです。もともとは園芸種として輸入され、花屋で売られているそうです。管理人と話した印象
では、フラパラの忘れな草は意図的に植えられたのではなく、雑草として生えてきたものをむしらないで
残したようです。彼の家でも自然に増えているとか。
確かに群落に華やかさはありませんが、近づいてみると、楚々とした可憐さに惹きつけられます。輸入
種と言っても、もともと日本にも近似種であるエゾムラサキがあります。額田王を歌った「紫の匂えるき
み・・・・」の紫はこちらではないでしょうか。写真の花の茎に毛が目立ちませんから、これは園芸種の
野生化したものだと思います。高温を嫌うので北海道の気候と合うのでしょう。花自体の印象はエゾムラ
サキとほとんど同じです。