2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ハマナスの原野

2014年7月16日 野付半島 車道を逸れてトドワラに至る細くて長い道の両側に広がる原野が、ハマナスの花で埋 め尽くされています。ワッカ原生花園のハマナスもかっては広範囲に咲き広がっていま したが、病気にやられて今は慎ましやかなものです。それで、広大…

琵琶瀬展望台から

2016年7月22日 ふたつの湾のうち釧路寄りの方、琵琶瀬湾の展望台からの風景です。まずは霧多布湿 原。ここからは湿原が終わって根釧台地が始まるところまでよく見えます。振り返って 太平洋を見れば、二つの穴あき岩が。拡大してみると、右の岩は穴あきとい…

湯沸岬を囲む海

2016年7月22日 地図を見ると一目瞭然ですが、湯沸埼灯台を突端に持つ湯沸岬は霧多布の海を釧路寄 りの琵琶瀬湾と根室寄りの浜中湾に分けています。この岬一帯は霧多布大橋一本で、霧 多布湿原のある他の浜中町域とつながれているだけで、ほとんど島のように…

湿原のホザキシモツケ

2016年7月22日 霧多布湿原 霧多布湿原は広いので、場所によって咲く花が変わります。一番上手、湿原センター下の小道の脇はホザキシモツケが群れ咲いていました。シモツケの仲間にはきれいな花が多いのですが、この花はネコかイヌの尻尾のようなふさふさした…

根釧台地の牧場

2016年7月22日 別海町 以下ウイキから引用する。 <根釧台地(こんせんだいち)は、北海道の根室振興局中南部と釧路総合振興局東部にかけて広がる火山灰層に覆われた、面積5000 km2[1](武蔵野台地の7倍、秋吉台の38倍)、標高100~200 mの日本最大規模の台地…

昆布干し

2016年7月22日 霧多布岬 浜中町の海岸線は浜中湾と琵琶瀬湾、その中間に突出した霧多布岬から成ります。そ のあちこちに小石を敷いた昆布干場が設けられ、人々が忙しく働いていました。若いこ ろ襟裳岬に泊って、コンブ漁に出ていく船団を見たことがあります…

ハクセキレイの求愛

2016年7が22日 琵琶瀬展望台 霧多布湿原の南西部は琵琶瀬湾に面しています。その展望台からは陸側の湿原ととも に湾側の海も見えます。展望台からしばらく傾斜が続き、小さに草原になり、穴の開い た岩が海中に聳えています。その展望台下の斜面でハクセキレ…

ノハナショウブ

2016年7月22日 霧多布湿原 霧多布湿原には、おびただしい数のノハナショウブが咲いてい場所がいくつかありま す。ヒオウギアヤメ、アヤメ、カキツバタ、それらノハナショウブの類はみんなよく似 ています。ただ目の前に差し出されて何かと問われれば、まず正…

ナショナルトラスストの木道

2016年7月22日 霧多布湿原 霧多布湿原には貴重な湿原を保存するため、農地になっている部分を買い上げ、湿原 に戻すナショナルトラスト運動があります。その拠点の家からは湿原の奥に向かって木 道が敷かれています。この時季、ワタスゲがポツリポツリと咲い…

クシロハナシノブ

2016年7月22日 霧多布湿原 花の名に「クシロ」がついていますが、わたしは霧多布湿原でしか見たことがありません。エゾノハナシノブの仲間だそうです。この種には変異が多く、ミヤマハナシノブ、ヒダカハナシノブ、カラフトハナシノブ、レブンハナシノブ、キ…

うたせ船

2013年7月9日 野付湾 野付湾は夏と秋の一定期間を区切って行われるホッカイシマエビ漁が有名です。湾に はシマエビが好む藻が繁殖しているので、その藻を傷つけないように帆船が用いられ、 資源保護のために漁期が決められています。漁師は足で帆を操り、手…

草原を黄色に染める

201年7月9日 野付半島 広大な草原を黄色に染め揚げるゼンテイカの大群落です。わたしが知る限りではこれ に匹敵する規模の群落は、稚内に近い日本海に面したサロベツ原野だけです。とにか く、一本だけの車道(フラワーロード)から海岸までずっと黄色です。一…

入江の花園

2013年7月9日 野付半島 野付半島の入り江は天然の花園です。主な花を挙げると、赤紫はハマナス、青はアヤ メより大型のヒオウギアヤメ、黄色はゼンテイカ。みんな他の原生花園でも見られる花 ですが、ここの特徴はそれぞの花が広がる規模です。ハマナスはネ…

霧の海岸

2013年7月9日 野付半島 この日は長駆して、旭平から下った午後には野付半島に着きました。あいにく半島の 海は霧。尾岱沼側では次から次へと海面から霧が湧き上がります。幸い海岸のお花畑は はっきり見えますが、海を隔てた林は霞んでいます。でもわたしは…

旭岳

2013年7月9日 旭平 旭岳は大雪山系の盟主です。標高は2290ほど。旭平の探勝路を一回りするとさまざま な旭岳の姿を見ることができます。雪渓が残り噴煙が立ち昇っています。雪がすっかり 消えるのは8月。そして早ければ9月に初雪が見られることがあます。遅…

神々の遊ぶ庭

2013年7月9日 旭平 旭平(姿見の池高原)には「神々の遊ぶ庭」という愛称があります。アイヌ語の「カム イミンタラ」の日本語訳です。目の前にそびえる旭岳、点々と散在する池、そこここに 残る残雪、緑あざやかなハイマツ、そして花々。目に鮮やか景観ととも…

旭平の花々⑦

2013年7月9日 旭岳ロープウエー麓駅周辺 本当は旭平の花ではなく、ロープウエー麓駅周辺の湿地に咲いています。3枚目で葉 をよく見てください。明らかにフキの葉です。エゾノリュウキンカという名前の他に、 ヤチブキという名があるのも頷けます。花は普通の…

旭平の花々⑥

2013年7月9日 今日の花はメアカンキンバイです。キンバイには変種も含めると8種類ほどありま す。メアカンキンバイはそのなかで高山種の一つです。大きく咲き広がるというより路 傍等の礫地に固まっては咲き、固まっては咲き、という具合です。この種の輝く…

旭平の花々⑤

2013年7月9日 高山植物の花となれば、まず真っ先に名前が上がるのがチングルマです。後退する残雪の跡を追うように咲き広がっていきます。やがて白い五弁の花びらを精一杯開いた花々が雪に変わって一面を埋め尽くします。花の名は稚児車(紙風車)の転化だとい…

旭平の花々④

2013年7月9日 花色は淡い黄色。他のシャクナゲより環境の厳しい高地に育つので、樹高は3,40㎝ほ ど。もともとシベリアやカムチャッカなどの寒冷地の花で、日本ではある程度標高のあ る高山にしか見られないようです。旭平では緑のハイマツや薄紅色のエゾノツ…

旭平の花々③

2013年7月9日 エゾノツガザクラはわたしの一番好きな高山植物です。草のように見えますが、れっ きとした樹木です。ただ背が高くならないので草本のように見えます。仲間に変種のニ シキツガザクラ(エゾノツガザクラより花が丸みを帯び紫色を少し帯びた赤い…

旭平の花々②

2013年7月8日 旭平 エゾコザクラ。高いところに咲くサクラソウの仲間です。わたしはここでしか見たこ とがありません。姿見の池の脇ににある鐘のところからロープウエー頂上駅に向かって 下りていくと、岩の下りが終わり傾斜が緩くなり草叢になったところに…

旭平の花々①

2013年7月8日 昨日の写真のように残雪が残りながら、さまざまな高山植物が花咲いていました。今 日から何回かに似分けてそれらを紹介します。 初めの二枚はイワブクロ。残りはウラジロナナカマドです。低地では順を追って次々 に咲く花も、高地では、特に北…

7月の残雪

2013年7月8日 旭平 旭岳の麓、旭平には7月は入ってもたくさんの雪が残っています。カラマツの藪のあ たりにも、姿見の池やその他の窪地にも、斜面にも。そして雪の消えたとこからさまざ まな高山植物が咲きはじめています。旭岳ロープウエーで登って、旭平(…

7月の残雪

海岸草原は花の季節(後)

2011年7月3日 ワッカ原生花園 昨日の続きです。最初の空色はムシャリンドウ、オレンジ色はエゾスカシユリ、そしてハマナスです。後の二つは花期が長く、8月にも咲き続けます。もっともそのころにはアキノキリンソウやエゾカワラナデシコ、それにヤマハギなど…

海岸草原は花の季節(前)

2011年7月3日 ワッカ原生花園 原生花園とは海岸の砂洲に発達した草原のことです。ワッカ原生花園はサロマ湖の西 端近くにあります。湖とオホーツク海に挟まれた広大な海岸草原です。オホーツク地方 の原生花園が最も華やかなのは、6月後半から7月前半の約一…

サロマ湖さまざま

2011年7月3日 サロマ湖岸 サロマ湖は大きく、湖岸線も長いのでさまざまな湖岸風景が見られます。ワッカ原生 花園から見える湖、キムアネップ埼の海、その他国道238号線沿いに車を走らせば、場 所ごとに違う湖岸風景が開けてゆきます。幌岩山のサロマ湖展望台…

庭の芍薬

2011年7月3日 ウチの庭 このころはまだ足腰が確かでしたから、野菜を作り花を育てていました。花はいろい ろありましたが、一番賑やかなのが芍薬。開いた花の他に蕾がたくさんあります。次々 咲いていきました。今年は野草がわたし腰くらいまでびっしり生え…

白樺林

2011年7月3日 オホーツクの森 屈斜路湖の湖畔からサロマ湖の湖畔まで広がる広大な森林帯は、オホーツクの森と呼 ばれています。その中心にある広場は、展望台のある頂点に登る道、網走海岸方面に伸 びる林道、北見方面に通じる林道など、いくつもの道の合流…