2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

釧路湿原夏の花

8月10日に釧路湿原温根内の木道で撮った花々です。最初の二枚はタチギボウシ。ギボウシの仲間は本州 で山歩きしているとき、林のなかでときどき見かけました。春の若い葉は茹でておひたしにするとなかなか美味で す。昨日郵便を出しに行く道すがら眺める…

上川盆地

旭岳の高原に行った日、次の日に旭山動物園を予定していたので、旭川市の郊外に位置する上川町のキトウ シ高原ホテルに宿泊しました。小高い丘の中腹に建っていて、上川盆地が一望できます。羊のいる囲い、ゴーカ ートのコース、長い滑り台などがあって、子…

泥のなかに

釧路湿原温根内で泥のなかに見つけた植物たちです。最初はモウセンゴケ。名にコケが付いていますが、れっ きとした種子植物です。ここに写っているのは捕虫葉ですが、白い花も咲いていました。わずか数ミリですからう っかりすると見逃します。カメラで花も…

釧路湿原温根内

8月10日の釧路湿原温根内遊歩道は、歩き出したときから空模様が怪しく、木道から林の縁に沿う軌道敷跡 に入るころ、本格的に降ってきました。傘の下から見ると、茂る葦の間にもさまざまな花が咲いています。薄いピ ンクはヒロハヒルガオ。マルバトウキ、…

山の花(後)

昨日に続いて、8月はじめに大雪山姿見の池探勝路で咲いていた花たちです。まずはミヤマリンドウ。背の高さ 10センチ前後、花の直径は2センチ前後です。もうすこし大きなエゾオヤマリンドウもそろそろかと思いました が、ちょっと早かったようで、わたし…

山の花 (前)

野の花も好きですが、高い山に咲く花はもっと好きです。高山植物には盛夏の野草に感じられる猛々しさがあ りません。花は楚々としていながらりんとした雰囲気をまとっています。姿見の池探勝路のエゾノマルバシモツケ (初めの二枚)は、林に咲くシモツケの仲…

夏の雪渓

まりさん、洗剤アレルギーですか。早く治るといいですね。ところで高山植物の花はたいていかわいいです。ア キノキリンソウのような平地にもある花も、山では色鮮やかで可憐でした。 旭岳の高原には8月にまだ雪渓があちこちに残っていました。9月になれば…

ツガザクラ

エゾノツガザクラとアオノツガザクラは旭岳の高原で出会うのが楽しみな花です。ピンクがかっているのが前者 で、青みをおびた白が後者です。ただ手元の図鑑にあるエゾノツガザクラの花はもっと細長くなっています。つぼ 型はコエゾツガザクラだと。それでも…

チングルマ

山の花の代表といえばなんといってもチングルマ。霧のなかにほの白く浮かんでいても、雨に濡れていても、 陽に輝いていても、この花を見るたびに山にいる歓びを強く感じます。19歳で初めて踏み入った大雪山。そのと き出迎えてくれたのが、先が霧のなかに…

コマクサ

旭岳の高原でコマクサに出会えるとは知りませんでした。これまでは歩いた時季が早すぎたのかもしれませ ん。道内の山野草を売る店や近所のお宅で見たことはありますが、やはり山でなくては。一輪の花を取り出せ ば、品種改良を重ねた栽培種のような派手さは…

8月の旭岳

旭岳の頂上付近が黒褐色の地肌を見せる季節はわずかです。まもなく初冠雪の便りが届き、上から白、赤、 緑の三色に彩られる季節になります。いつかそのころに訪れたいと思っています。旭岳ロープウエーで登る高原 は、冬山の雰囲気を残す6月から再び化粧直…

野付半島の夏

まりさん、ありがとうございます。指摘されなければ気づかないところでした。いつもどおり写真をアップしてから 文章を入力して投稿ボタンを押したのに、なぜか写真だけ消えていました。 あなたのブログに転載されていた動画とピアノのコラボ、すてきでした…

枯木と噴煙

川湯温泉に近いところに、いつも噴煙が上がっている小さな火山があります。その名も硫黄山。摩周湖畔や小 清水展望台など、屈斜路湖周辺の小高い場所では方向を確かめる格好な目印です。かつては硫黄採掘が行わ れ、搬出のために軌道が敷かれたこともあった…

夏雲

ここ一週間ほど夏らしい雲と青空はあまり見なかったような。上の写真は5日と6日のものです。11日を最後 に、このあたりの夏は終わったのかなー。気温も20度前後の日が多く、長袖長ズボンの出番が増えました。美 幌では半袖短パンはせいぜい1ヶ月とい…

美幌峠で

川下りから帰る途中で美幌峠に立ち寄りました。午前中の青空はどこへやら、すっかり曇って屈斜路湖の水面 は灰色です。初めてこの景観に接した同行者には楽しんでもらえたようでしたが、わたしはくっきり浮かぶ山々と 湖水のブルーを彼らに見せたかったと思…

釧路川源流下り

まりさん、ドイツは冷夏ですか。美幌はこれでも8月の積算気温は平年より高いようですよ。雨量がちょっと多 いけれど。昨日から秋の長雨のような降りがまだ続いています。明日朝までこの調子みたい。 あなたをこのあたりの観光バスでは見られない場所に案内…

900草原の夏

健さん、埼玉にいたころ9月になっても暑くてうんざりした記憶があります。北海道でも内陸部にはけっこう気温 が高くなる場所も。でもオホーツク地方ではお盆を過ぎると朝夕は秋風が立ちます。ウチのあたりは今日の最高 気温が24度という予報です。 道東・…

摩周湖外輪山を歩く

摩周湖第一展望台から右回りに外輪山の尾根をたどる山道があります。摩周岳登山道なので一般観光客は ほとんど入らないようです。膝、股関節、右肩と三箇所に痛みが出るようになって登山はあきらめていますが、起 伏が小さければまだ歩けます。滞在中の一行…

摩周湖の霧

いつもは制限速度+10キロをキープして走るように心がけています。でもこの日は霧の美幌峠でも摩周湖に 登る急カーブでも、思い切り飛ばしました。陽が高くなると摩周湖の霧が晴れてしまうからです。滞在中の一行に 外輪山の外にできる雲海と湖面を覆う乳…

サロマ湖展望台は曇り空

幌岩山の展望台は、晴れた日の朝だと、オホーツクブルーの湖に漁船が描く白い航跡の、あざやかなコントラ ストが楽しめる場所です。この日はあいにく曇り空、それに午後なので漁船もいません。それでも東京からの旅 人たちは広い眺望を喜んでいました。陸域…

北国の海水浴場

まりさん、昨日釧路湿原のなかを歩いているとき、絶えずわたしの背中に虻が数匹とまっていました。馬の尻 尾の役割がよくわかった、というのが、タオルを振り回して追い払う様子を後から見た人の感想です。いつも裸で くらすアフリカやアマゾンの住民は蚊に…

エゾカワラナデシコ

まりさん、古城でのフレンチは楽しそうですね。北海道はいま観光の最盛期。昨日行った旭山動物園など、動 物を見に行ったのか人を見に行ったのかわかりませんでした。 夏の海岸はどこに行ってもエゾカワラナデシコが出迎えてくれます。なでしこジャパンの活…

フロックス公園8月

いま東京都の友人家族三世代・7人がウチに滞在しています。空港に到着した第一日目に立ち寄ったのが網 走フロックス公園。前月訪れたときよりだいぶ花色が深くなっていました。今日はこれから大雪山旭岳高原に向 かいます。一泊し明日は旭山動物公園へ。とい…

アゼチ岬

霧多布市街の先には太平洋に突き出した岬が二つあります。灯台のある湯沸岬は夏休みシーズンになると観 光客でにぎわいます。しかし西端のアゼチ岬の広い駐車場では、3台以上の車を見たことがありません。小島が 浮かぶこちらの風景のほうがみごとだと思うの…

群がり咲いた月見草

正式にはオオマツヨイグサかな。ちがうとしても、マツヨイグサの一族でしょうね。しかしわたしには、子どものこ ろから言慣わしていたので、月見草のほうがしっくりきます。別にこの名前の植物があるみたいだけれど。ちょっ と郊外に出ると路傍にも河原にも…

霧多布岬

タムラ、オオウバユリと別にウバユリってあるんですね。『北海道の花』には載っていなかったから、こちらには ないみたい。 浜中湾に面した湯沸岬、琵琶瀬湾東岸のアゼチ岬、それに浜中町役場などの市街地のある一帯は、地図で 見ると、一本の橋で陸と結び付…

霧多布岬

タムラ、オオウバユリとは別にウバユリってあるんだ。『北海道の花』には出ていないから内地の植物なんだ ね。 浜中湾に面した湯沸岬、琵琶瀬湾東岸のアゼチ岬、それに浜中町役場などの市街地のある一帯は、地図で 見ると、一本の橋で陸と結び付けられている…

姉別の牧場地帯

タムラ、オオウバユリがいま咲きはじめたのですか。寒い北国より遅い花があるのですね。こちらほど短い夏に 咲き急ぐ必要がなくて、のんびりしているのかな。 国道44号線を走っていたら姉別原野と書かれた標識がありました。原野という言葉は荒野を連想させ…

岬の草原夏の花

霧多布岬の草原はさまざまな夏の花でにぎやか。白はノコギリソウ・エゾノシシウド、薄い青はエゾフウロ、紫 はムラサキツメクサ・ウツボグサ、黄色はエゾカンゾウ・タンポポ・キンバイやオグルマの類というところでしょう か。他の花は何度か写真を載せてい…

麦秋

麦の秋は初夏の季語ですが、このあたりでは晩夏の風物です。晴れた日には、タマネギ・ビート・木々の緑と 輝く黄金色の、鮮やかなパッチワークが見られます。8月に入り、そろそろ刈り入れが始まるでしょうか。 本州東部では大気からの外部被曝の恐れに加え…