海がきらきら

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 ゆめラジさん、アオサギも混じっていましたが、写真の鳥はほとんどが同じ種のようです。開いた翼が

強調される角度だとスレンダーに、胴体を直視するとふくよかに見えるのでしょう。山陰の低い位置では

まだ光が乏しく色が不鮮明なので、図鑑を参照しても名前は確定できませんでした。アジサシの仲間でし

ょうか。


 銀粉を撒いたような、という表現があります。まだ低い太陽が薄雲越しに光を注ぐ朝の海を遠望したと

き、このことばが脳裏に浮かびました。さざ波に入射する角度と眼に反射光が入る角度が一致したので

しょう。岬の突端に近づくにつれ銀粉は消えていきます。冬のこの海は、光が溢れているときでも、黒い

絵の具を流したように沈うつでした。薄日のこの日、草原はまだ枯れ草色なのに海水は春の色です。遠景

は白っぽい青、浅瀬は緑がかった青でした。


 近くの土手で人々はパークゴルフに興じ、フリペが野山の華やぎを報じています。いつもならわたしも

浮かれてあちこち出歩いている時季ですが、今年はまだ閉じこもっています。頬の腫れはともかく、痛み

の激化はいやですから。歯医者が言うには、歯は何ともなく、「歯茎の中に炎症はあるけど、普通ではこ

んなに腫れたり痛んだりするはずがない」とか。急激な気温変化に体が驚いたか、あるいは抗がん剤で抵

抗力が低下したているかして、体調不良なのでしょうね。歯医者がくれた12.5mgの疼痛剤はダメで

したが、外科が処方した50mgのほうはよく効きました。きのうからはそれも使わずにすんでいます。後

は、触れると痛い歯茎の傷が消えれば動き出せます。隣の庭でサクランボの花が咲いています。街でもそ

ろそろエゾヤマザクラが開きはじめているでしょう。