2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ススキの原野

2014年9月21日 和琴半島 秋の和琴半島の尾岱沼側河原には、視界の限りススキの群落で埋め尽くされる一帯が あります。これだけの群落が明るい青空の下で銀色にたなびいているのはじつに壮観で す。最後の一枚のように下から逆光で撮ると黒ずんでしまいます。…

銀泉台の秋(続)

2014年9月26日 赤岳中腹 この日空には濃い雲、薄い雲が広がり、晴天下の錦秋風景とはなりませんでした。し かし空全体が濃い雲に覆われていたわけではなく、天の蓋が薄い部分があり、そこから スポットライトでも当てるように光が漏れてきます。その光を受け…

銀泉台の秋

2014年 9月26日 赤岳中腹 街の街路樹はまだ緑ですが、山ではもうこの時季色づきが進んでいます。ここは温泉台とともに紅葉の名所と言われる赤岳銀泉台。このころ私はもう腿の傷みが始まっていて、展望のよい赤岳の第一お花畑まで登れず途中で三脚を据えて撮…

雄鹿

2014年9月21日 野付半島 野付半島の草叢で一頭の雄鹿を見かけました。雌や仔鹿はもっと小さくかわいらしい のですが、雄は大きな角の他に堂々たる体躯を持ち、獰猛な感じがします。雌と仔は群 れを作っているけれど、雄は成長すると群れを出て一定の時季を除…

トドワラ

2014年9月21日 野付半島 トドワラのとトドはトドマツのこと。ワラは枯木。かってトドマツの林だったところ が、根室海峡の潮風に曝されて枯木林になった。かつては本当に枯木の林で海中にもゴ ロンと白い枯木が沈んでいた。でけど今では林の跡が残っているの…

カワラヒワ

2014年9月21日 和琴半島 和琴半島で車道から逸れてトドワラに向かう道は、ハマナスやナナカマドなどの小低 木と草花のなかに作られています。ここでカワラヒワに出逢いました。わたしが写真に 撮れたのは後にも先にもこの一回だけ。尾が鮮やかな黄色で目立つ…

細岡展望台の風景

2012年9月15日 釧路湿原を展望する場所としては釧路市展望台が最も知られています。だけど、湿原 の中央部を広く展望するにはこの細岡展望台がもっともふさわしいでしょう。湿原の広 さや釧路川の蛇行がよく見えます。この日は薄曇りでしたが、晴れていると…

感動の径

2012年9月16日 網走郊外丘陵地帯 網走丘陵東側の田園地帯の道は感動の径と名付けられています。晴れた日は斜里岳や 藻琴山とオホーツク海が展望できる道なのですが、この日はあいにくの曇り空。見える のは一面の田園と農家の遠景だけ。でも緑の大きな広がり…

花と雲

2012年9月14日 遠軽コスモス園 今年は新型コロナの影響で遠軽コスモス園もなかなか開園できないようですが、この 年は花も人も賑わっていました。園の端の小高い丘に登れば、眼下には花畑が広がり、 上空では青空と白雲が鮮やかな対比を見せていました。この…

岩保木水門にて

2012年9月15日 新旧釧路川分岐点 かっての釧路川(旧釧路川)は新しい釧路川が掘削され、ここで流れを変えることにな りました。新釧路川はいくつかの旧水路から流水を集め、満々と水を湛えて流れていま す。3.4枚目は旧釧路川の水流を新釧路川に向ける古い水…

白い航跡

2012年9月14日 サロマ湖展望台 幌岩山にあるサロマ湖展望台からは湖のほぼ全体を見渡すことができます。晴れた日 には行き交う漁船が青い湖面に描く白く鮮やかな航跡を見ることができます。この湖で はホッカイシマエビ、ホタテなど、海産物が多く穫れ、第一…

キムアネップ埼のサンゴソウ

2012年9月14日 キムネアップ埼のサンゴソウは、卯原内やワッカ原生花園の仲間とちがって、人の手 が入っている様子はまったくありません。ですから、赤一色になることはなく緑と疎ら な縞模様になっています。赤い絨毯が一面に広がるのは豪華ですが、森を背…

霧の高原

2012年9月13日 旭平 高原はうっすらと秋化粧をはじめています。中途半端な色づきを隠すかのように、霧 が湧いてきました。旭岳も半ば隠れています。色づきが深まるのが先か初雪が先か、こ れからは急速に秋が深まります。頂上の白、途中の赤や黄色、麓の緑と…

旭平のシマリス

2012年9月13日 シラタマノキの実を食べに集まっているシマリスたちです。食料に乏しい高山地帯だ からでしょうか、平地の遺跡の森やシマリス園で見たリスたちよりずいぶん険しい目つ きをしているように感じられます。子猫ほどもあるエゾリスに比べると、手…

シラタマノキの白い実

2012年9月13日 旭平 真っ白な丸い実が一面に広がっています。鼻を近づけると特有の薬物臭がします。そ れも気にならないようで、エゾリスたちが白い実をむさぼっています。初雪の季節を前 に、急いで冬眠中の栄養を蓄えたいのでしょう。旭平は稔の季節。シラ…

エゾオヤマリンドウ

2012年9月13日 旭平 初雪を前に最後の役者エゾオヤマリンドウがあちこちの斜面に群れていました。エゾ オヤマリンドウに限らず大型のリンドウ類が花びらを開いているのは見た記憶がありま せん。開くことはあるけれどごく短時間だけだと、何かで読んだことが…

エゾノコギリソウ

2014年9月3日 ワッカ原生花園 ノコギリソウの仲間は変種が多く、ノコギリソウ、エゾノコギリソウ、セイヨウノコ ギリソウ、キタノコギリソウ、アカバナエゾノコギリソウなど、多様です。陽当りがよ ければ、草叢、土手や路傍などさまざまなところに生え、秋…

エゾカワラナデシコ

2014年9月3日 ワッカ原生花園 8月から9月にかけて咲く花です。地味だけれど背景を暗くすると明るい花色がひきた ちます。花びらの先が細かく分かれている花は多くはないと思います。アザミのように 球状にまとまった花はともかく、一枚一枚の花弁に分かれて…

エゾノコリンゴ(実)

2014年9月3日 ワッカ原生花園 小さいけれど形はリンゴそのものです。味については、少年のころの思い出がありま す。中学は古城跡に建っていて、かって城壁だったと思われるグランドの縁は小高い藪 になっていました。遠い昔なのであいまいですが、そこに実…

ハマニガナ

2014年9月3日 ワッカ原生花園 オホーツク海側の砂浜で撮りました。まったく土がなく砂だけのところに咲いていた のはこの花だけでした。一株一株が独立しているのではなく、砂の下で根や茎を伸ば し、つながっているようです。

原生花園のエゾシカ

2014年9月3日 ワッカ原生花園 一頭のエゾシカがワッカ原生花園の遊歩道を悠々と歩いていした。この草原でシカに 遭ったのは後にも先にもこのとき一回きりです。もっともヒグマが出て入園禁止になっ たこともあるのだから、もともとこの草原は小清水原生花園…

湖畔草原の秋

2014年9月3日 ワッカ原生花園 9月に入ったばかりなので、まだまだ緑に力があります。論な花も残っています。黄 色でふわふわしたエゾノカワラマツバ、同じく黄色のアキノキリンソウやカセンソウ、 赤はハマナス、それに今は盛りで薄紫のエゾフウロ。そしてエ…

ウンラン

2014年9月3日 ワッカ原生花園 海の蘭というところからついた名前のようです。実際海岸などの砂交じりのところで 多く見かけますが、砂のない原っぱで見ることもあります。この花を見るといつも白身 に囲まれた黄身の色鮮やかな目玉焼きを連想します。花期は8…

卯原内川河口

2014年9月3日 今は海に定義が変わった能取湖ですが、この当時は汽水湖とされていました。卯原内 川河口は数少ない河川流入口の一つです。サンゴソウ群生地の隣です。でもこの年のサ ンゴソウはほとんどが黒く枯れたようになっていて、最悪の状態でした。今は…

アキノキリンソウ

2014年9月3日 ワッカ原生花園 8月から9月にかけて、あちこちの原生花園で目立つ花はアキノキリンソウです。背筋 を伸ばしたような直立姿勢が特徴的です。花は線香花火のように弾けています。と言っ ても色は黄色一色ですが。

湖上の雲海

2010年9月1日 小清水高原 この季節の晴れた日の早朝に出かければ、たいてい屈斜路湖の上にかぶさる雲海を見 ることができます。8月も後半を過ぎると夕方から朝にかけて気温がぐっと下がりま す。室内でも25度から20度ほど。この低温で昼の間に空気中に溜まっ…

コスモスの季節

2014年9月3日 ウチの前庭 8月末から咲きはじめた前庭のコスモスがそろそろ盛りを迎えようとしています。そ れも一昨年までのこと。家周りの草狩りをシルバーワークに依頼するようになって、ア スパラとブドウを除いて、他の草は全部刈ってもらっているので、…

ウラジロタデ

2015年8月25日 摩周湖金 何気ない雑草の趣ですが、赤みを帯びた花(実)に何か気持ちを惹かれるところがあっ て、図鑑『新北海道の花』で調べてみました。ウラジロは葉の裏側が白っぽいというこ とのようです。言われてみれば花(実)は普通の『タデ』に似たとこ…