2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

岬の早春

写真は3月半ばの能取岬です。いくらか雪が残っているものの、空気に早春の気配が満ちています。そ の1週間後には一面の草原が明るい光を浴び、可憐な福寿草が咲いていました。このまま春になるのかと 思ったら、ここ数日は何回か雪がちらつき、昨夜の最低…

枯れ草の陰に輝く

ゆめラジさん、何気ない片隅の光景を気に入ってくれてうれしい。華やかな花の盛りには群れ集るの に、見慣れたつもりの雪景色に注目する人はあまりいません。何が美しく何を賞賛すべきなのか、知らな いうちに外にある基準に流されて、自分で探し自分で見つ…

枯れ木を飾る春の雪

きのうの朝いちおう玄関前の雪かきをしました。1,2センチは残って白いままで、その上にちらちら 降り続いています。でも昼までにぜんぶ融けて、コンクリートが黒々と露出しました。春の雪はたわいが ないですね。1ヶ月前なら凍りついたままでしたのに。 …

流氷比較

YAHさんと1ひめ2たろうさんに喜んでもらえ、たくさん見に来てくれた方がいらっしゃったので、も う一度流氷の写真を載せます。はじめの3枚は26日、あとの2枚は18日のものです。2日とも晴れて いたのに、海の色が明と暗のようにちがいます。1ひめ2…

青い海に白い流氷

25日ほどではなかったけれど、きのうも暖かく晴れていたので、能取岬にも福寿草が開花したのでは ないかと気になって、出かけてみました。駐車場近くの群生地は1輪2輪というところで、ほとんど雪の 下でした。でも、海岸に近い崖の上ではあちこちに小さ…

赤い川面

2週間ほど前に低い陽に輝いていた早朝の美幌川です。 きのうは美幌も季節はずれの暑さでした。外気を入れても室内気温が25度を超え、シャツ一枚ですご しました。今日も暑くなりそうです。あちこちでフキノトウが出ているでしょう。またフキ味噌を作りま …

トンビと流氷

3月中旬からはオオワシもオジロもほとんど見ていません。今年は暖かくなるのが早かったため、北に 帰ったのでしょうか。代わって我が物顔なのがトンビ。18日の能取岬でも一羽が、太いローソクのよう な岩のてっぺんに止まり、長い間辺りを睥睨していまし…

藻琴山裏表

一枚目は藻琴山の西北面を美幌から撮ったものです。3月半ばの早朝、太陽は山の左、真東に近い斜里 岳方向からようやく昇りかけています。病院で見た初日の出は、美幌の南東方向に位置する藻琴山のほぼ 頂でした。太陽の軌道がずいぶん北に寄ってきています…

福寿草と蕗の薹

サイタマンさん、コメントありがとう。わたしは中学・高校の時期に万葉集が好きで、表現されている のびのびとおおらかな世界に、ロマンチックな憧れを抱いていました。でも後に、網野さんや他の歴史家 が書いたものから、その詠い手たちが、きょうだい、親…

3月のキタミフクジュソウ

鉢植えで室内に置いた福寿草は正月にも開花するそうですね。道東の原野に自生するものは4月から5 月にかけて、あちこちでかなり長期間目にします。まだ4月まで2週間近くあるのですから、今年は例外 的に早いのか、それとも温暖化が進みこういう年が増え…

岬の陰に残る流氷

能取湖を過ぎてトンネルに近づくと、岬西側のオホーツク海が見えてきます。この日(18日)まず目に 入った流氷はこの海域のものです。まだだいぶ残っているではないかと思いながらトンネルをくぐって高 台に行ってみたら、灯台から東の海上は氷塊がまばらで…

枯れ草に氷の花

ちょうど1週間前の早朝、もう木々には霧氷がつきませんでしたが、枯れ草や潅木は冬の名残のような 輝きを見せてくれました。 NHKBSハイビジョンで韓国ドラマ『太王四神記』が放送されています。超自然的なものは好きでな いので、初めのうちは本気で見…

帯のような流氷

きのうは晴れていながらカスミがかかったような薄日で、オホーツクブルーの空は広がりませんでし た。流氷にさようならを言いに出かけた能取岬でも、知床はまったく見えません。岸辺には結氷が残り、 その先、灰色がかった海面に、氷の破片が浮いていました…

雪原を照らす赤い太陽

昼に暖かくなると道路わきの雪はぐずぐずに汚れた印象です。でも昇りかけた赤い陽に輝く早朝の雪原 は、まだ十分に見ごたえがあります。写真は13日の6時過ぎに撮ったものです。高台では30分以上前 に日の出を迎えていますが、美幌川沿いの低地に陽が射…

雪消え残るせせらぎ公園

網走海岸にまた流氷がしっかり接岸しているみたい。一気には立ち去りがたいのかな。この暖かさで北 見仁頃山登山口で福寿草が開花したとか。例年より1ヶ月早いそうです。なら、せせらぎ公園でもフキノ トウや福寿草が見られるかと、出かけました。陽の当た…

流氷の表情

網走流氷館で展示用海氷の2年ぶりの入れ替えが完了したとか。去年は折り重なった大きな流氷を採取 できず、古いままだったのだそうです。きのうの速報では、まばらな氷塊が残る場所もあるようですが、 海岸からも観光船からも氷原は見えなくなったみたい。…

青空渡るサギの群

今月2日、除雪車を追い越して能取湖に近づくと、真っ青な空を渡る白いサギの大群が目に入ります。 間に合わないかなと思いながら、車を停めカメラをもって降り立ち、空を見上げました。群は湖方向に小 さくなっていましたが、遅れて2,3羽飛んでいます。…

凍る能取湖

サイタマンさん、わたしの写真よりずっと美しい霧氷の実物をお見せしたいですね。未熟な議論に興味 をもってもらえて、うれしいです。 予報では1日中零下にはならないようで、能取湖も水面が開いているでしょうか。写真は3月2日のも のですから、氷で覆わ…

霧氷逆光

逆光で撮ると霧氷は白々と無愛想に写ります。肉眼では透明感があって順光に劣らず美しいのに、カメ ラではなぜダメなのかなー。露出を上げてもやっぱりうまくいきません。今冬の霧氷はもう終わっている みたいですので、来冬またチャレンジしましょう。 今日…

おぼろな太陽

2月末日、雪がやんだばかりの土手際で、昇ったばかりの太陽が雲の裏側から光を投げて、おぼろな輝 きを演出していました。 〔親は子を幸せになれるようには育てられない〕 またまたスティーブン・ピンカーの『人間の本性を考える』(NHKブックス)からです。…

岬の海氷

海岸から沖まで埋め尽くしていた流氷も、連日の暖かさで衰退しているようです。きのうの速報ではサ ロマ湖西端以北はもう岸から離れていました。鱒浦海岸は2,3割ほど海面が見えてきて、納沙布岬から 太平洋側に回りこんでいた浮氷も消えています。 冒頭の…

おぼろに浮かぶ知床連山

まだ流氷が海を埋め尽くす前の2月下旬に、鱒浦海岸で撮った知床連山です。この日網走以北は晴れて いましたが、知床半島の上に雲がかかり、山影はおぼろでした。 このところ降雪はなく、美幌の街でも路面が現れた道路が増えています。きのうの北見は最高気…

流氷灯台

暖かくなりましたねー。予報では昼ごろに気温が9度台になるとか。夜中の最低気温は-9度を超えて いましたから、20度近い温度差ですよ。きのうも10時ごろ土手の歩きにくい雪道を散歩していたら、 耳を出していられて、汗をかきました。帰りにスキーを…

美幌国道霧氷の並木

2月の美幌で一日のうち一番気温が下がるのは朝6時前後です。その後1時間ほどして峠に続く国道 (美幌国道)に出ると、晴れていれば輝く霧氷並木が見られます。国道は川から少し離れていますが、-2 0度近い冷え込みだと、霧氷はこのあたりまで来ます。き…

鈍(にび)色の川・氷の花

厳寒期の早朝、美幌川が鉛のようなどんよりとした表情を見せることがあります。その岸では、昇りか けた陽を受けて、枯れ草に咲いた氷の花がきらきら輝いていました。この日から1ヶ月以上過ぎていま す。まだ寒の戻りがあるかもしれませんが、全体としては日…

盛り上がる氷の形

流氷原に盛り上がった氷をよく見ると、ソファーや棺を思わせるものがあったりして、形はいろいろで す。放映された火星や月の表面にも似た地形があったような。 先月ユネスコ世界遺産調査団の一行が知床の評価に訪れました。2月下旬は海面がほとんど開いて…

屈斜路湖に白鳥が飛ぶ

先月下旬の5,60センチの積雪以後、最低気温が零下一桁の暖かい日が多くなっています。陽が射す 昼はストーブを消すようになりました。屈斜路湖でも御神渡りが縮み、水面が広くなっているのでしょう か。写真は19日に見た湖上の空を飛ぶ白鳥たちです。 …

流氷が網走の海を閉ざして

写真は氷原と化した日曜日の網走の海です。鱒浦海岸で撮りました。月曜の流氷情報ではさらに氷域が 広がったみたい。網走市のホームページにある流氷の衛星写真も確かめてみました。エトロフ島や樺太も 氷に囲まれています。ロシアまでつながっている気配で…

オホーツク大氷原

地図を探したりしないでください。タイトルはわたしが造語した架空の地名ですから。能取岬からまっ たく水面が見えず、どこまでも氷の原野が広がっていました。これではオホーツク「海」とは言いにくいで すよ。空と陸の境界線は地平線、空と海なら水平線です…

網走海岸の海氷

一枚目二枚目の海水中にある氷は流氷と呼んでいいのでしょうが、海岸に接続する部分と三枚目四枚目 の氷は、定着氷というみたいです。第一管区海上保安本部の海氷情報センターがアップしている解説を読 んでみました。海氷は定着氷と流氷の総称だそうです。…