日帰り圏のいくつかの風景
なた自身には心残りだったでしょう。来年は万全の体調で再挑戦できたらいいですね。
奥さんの呼人半島探索は、見るべきものの乏しい時期でお気の毒でした。残雪期に福寿草の花を掻き分
けて進むにも、雪解け後に水芭蕉の大群落のなかを歩き続けるにも、5月にエゾエンゴサク、ニリンソ
ウ、山桜に迎えられながら逍遥するにも、いい場所ですが、いまは華やかさが欠けているかもしれませ
ん。わたし自身、6,7月は他に行く場所が多くて、ここを歩いていませんでした。時季を考えずに名前
を挙げたのは不注意でした。ごめんなさい。
黄色の花々で原野が埋まるころの野付半島は見応えがありますよね。釧路湿原ではミツガシワからカキ
ツバタへと主役交代が完了し、霧多布はハクサンチドリ、エゾタンポポ、クロユリ、フタマタイチゲなど
から、ワタスゲとゼンテイカに時季が移っていたでしょうか。春から夏にかけて、花々は短期間で移り変
わり、年毎の気候で花期が前後しますので、目的を定めて適期を捉えるのも楽ではありません。
美幌は北海道東部の交通の要所と言える位置にあるので、多くの場所に日帰りで行き、変化に富んだ風
景を楽しむことができます。1枚目はウチから車で40分ほどの川湯で、いまなお噴煙を上げている硫黄
山です。2枚目はやはり同じ程度の時間がかかる訓子府の田園風景です。最後の二枚は層雲峡の柱状節
理。ここへは1時間半まではかからなかったと思います。