庭の芍薬

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 6月末にウチの庭で花開いた芍薬です。この頃は気候が順調でしたから、元気いっぱいに咲き誇って

いますが、その後は曇りや雨の日が増えました。町のホームページで7月1日から昨日までの気候を検索

すると、積算気温は平年が452.6度で今年は485.7度。いつもより寒いと感じたわたしの主観

は、数字で裏付けられませんでした。しかし、降雨量は平年の積算がが62ミリなのに対して、今年は4

85.7ミリですから、8倍近くなっています。日照時間の積算は、平年が181.4時間なのに今年は

80.7時間で、半分以下。風速が平年を下回った日は1日もありませんでした。天候が不順だというわ

たしの印象は、気温以外まちがっていなかったわけです。庭のイチゴの収穫が少なく、トマト、キューリ

の実がなかなか太らず、カボチャにほとんど実が付かないのは、そのためのようです。

 トマトの邪魔をしているような気がして、ジャガイモを早々に掘り出したのは正解でした。あと半月ほ

ど埋めたままにしておけばもっと太ったと思います。でも、表面にカビが付きはじめているものもありま

したから、腐りが出たでしょう。5個埋めて大中だけで70個ほど採れましたので、まあまあのできで

す。ホーレンソウ、葉ネギ、芯摘み菜、サラダ菜、ルッコラは順調で、せっせと食べています。きのうの

フリペによると、北見地方は7月17から26日の10日間で、日照時間の合計が晴れの日の一日分にし

かならず、稲、豆の生育遅れ、ジャガイモ、タマネギの病害が懸念されているとか。

 作物の種類によっては、太陽光が乏しくて雨が多くても生育に支障のないものもあるようです。ただ、

現代農業は、土地ごとの条件に最適化して、ぎりぎりまで効率化しています。オホーツク地方では、日照

時間が長く湿気の少ない気候に適した作物が多いはずです。そこへ内地の梅雨時のような夏が来たら、収

穫への悪影響は避けられないでしょう。温暖化で気候変動の振幅が大きくなり、世界全体で食糧供給が打

撃を受けるという、レスター・ブラウンの警告が思い出されます。