摩周湖裏から表から
イソウそのもの、イチゴの実と、微妙に使い分けていたみたいですね。エンレイソウの実は、写真ではあ
まりおいしそうではないけれど、秋になったら口にしてみましょうか。
よく晴れていることを確認して、6月9日に摩周湖に出かけました。はじめの2枚は東側の裏摩周展望
台からです。木々がよく茂っているので、湖面が一望の下にとはいきません。人のいない悪天候の日な
ど、熊でも出てきそうな雰囲気です。次が南西の第一展望台から。観光バスなどで行って、「摩周湖を見
た」と言う場合、たいていここの風景です。一番視界が広いのは西面の第三展望台(最後の2枚)。西に第
二展望台がないところからすると、裏摩周がそれなのでしょうか。
このところ毎朝収穫する庭のイチゴに、今年は畸形が目立つような気がします。昨日は15個中3個で
す。去年もありましたが、これほど多くなかったような。イチゴは風で自家受粉するそうですが、やはり
媒介生物にも援けてもらっているのでしょうか。
アメリカでも日本でも、ミツバチの大量消滅の被害が問題になっています。蜂蜜生産者が困っているだ
けでなく、トマトなどの温室栽培に蜂を使っている農家も、入手難や価格高騰で経営に支障が出ていると
か。温室に限らず、野生植物にも影響が出ているという報告も見ました。ウチのイチゴだけの問題ではな
いのかもしれません。
寄生生物やビールスが犯人と疑われているようです。単純に一つの要因がというより、複合的な現象み
たい。このあたりでは最近、セイヨウオオマルハナバチの駆除が推進されています。もともと温室授粉用
に輸入したものが逃げ出して野生化し、在来蜂を駆逐しているから、と。エゾマルハナバチや野生蜜蜂が
減っていて、ウチの庭にもあまり来なかったのかな。
単にここ2ヶ月低温の日が多く、昆虫の羽化が遅れているだけならあまり心配しなくていいでしょう。
でも一部の研究者が警告しているように、生態系の大きな変化が地球規模で進んでいて、授粉媒介生物全
体が減少しつつあるというのだと、食物連鎖の根幹に変異が生じる大問題です。