琵琶瀬展望台から

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 霧多布市街から道道123号線を6キロほど厚岸方向に行くと、トイレ、食堂、土産物屋のある展望パ

ーキングがあります。ここからいま通ってきた琵琶瀬川河口方向を見ると、湿原センターからとは一味ち

がう湿原風景が広がっています。さらに東を向けば、橋を隔てて浜中湾が遠望できます。南に目を転じる

と、風雨に穴を穿たれた窓岩が太平洋に浮かんでいます。

 123号線は、別海から牧草地帯の丘陵を抜けて浜中まで南下し、そこからは海岸線沿いに厚岸まで通

じている気持ちのいいドライブウエーです。地図を見ていると、新しい旅のイメージが湧きます。浜中湾

の中ほどで分岐した142号線が根室に通じています。北太平洋シーサイドラインと名づけられたこの道

をゆっくりたどり、根室半島を周遊し、野鳥の多いことで知られた風連湖の湿地を歩くコースです。夏休

の賑わいがおさまる秋か来年の春にでも、ぜひ実行したいものです。


 阿寒町にある国際ツルセンターのホームページにブログを掲載していた方から、センターと関係のない

個人ブログに変わったとメッセージがありました。民であれ官であれ、序列秩序の強い組織では、組織の

大義名分やそれに託した嫉妬・自己顕示欲などが渦巻いて、ややこしいことが起きがちです。序列秩序は

上位者の恣意と下位者の言動への型はめを伴うため、下からのイノベーションが妨げられることが多くな

ります。現在の課題は、企業であれ公的機関であれ、すべてのメンバーがその人らしさを貫く先に現れる

自由で奔放なアイデアを汲み上げ、同僚や受益者の評価でその重み付けをして資源を投資する、新しい組

織原理を確立することだと思います。官か民かでも、中央か地方かでもなく、組織内部の官僚制解体こそ

がいま最も重要なのではないでしょうか。