夕波と灯台

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 晴れた日の午後3時ごろには、低い西日が岸に砕ける波を白く輝かせます。右手に遠く能取岬灯台。初

秋には鮭釣りの竿が林立する砂浜にも、11月になれば人影がありません。写真や映像で見る南の海は緑

がかって明るい光に満ちていますが、この海は光っていても重々しい濃いブルーです。道路を隔てた山側

は落葉樹林で、鹿や狐に会うこともあります。凍結した湖と流氷のかけら、それに雪化粧した林にはさま

れた白い道。五月末にはエゾヤマザクラ。アサリ採りの車が並ぶころの若葉。色づいた木々。空には大き

な輪を描く無数のトンビ。オオワシやオジロが混じっていても、遠目には区別ができません。あるいは

次々渡る青サギの群。どの季節にもドライブが楽しい通いなれた沿岸道路で、晩秋のオホーツク海を前に

しばし佇んで撮りました。