阿寒湖の秋

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 紅葉の日光を紹介した番組を見ました。きれいですねー。埼玉にいたころ何度も行っています。しかし

山好みが災いして、奥へ奥へと入っていたので、竜頭の滝散策路や中禅寺境内など、見落としていた場所

がたくさんあることに気づきました。もうチャンスはないと思うと、もったいないことでした。道内は平

地からも雪の便りが届くようになり、紅葉は終わりました。今日の写真は先月の阿寒湖。雄阿寒岳登山口

に近い、湖が狭くなって阿寒川が始まる付近の景色です。


 何はともあれオバマの大勝利はよかった!上院でも下院でも民主党が絶対多数を占めましたから、議会

に足を引っ張られる恐れも少ないでしょう。気がかりが二つ。青赤に染め分けられた合衆国地図が何度も

報道されていました。海岸および北よりが青、内陸および南よりが赤にくっきり分かれています。獲得し

た選挙人の数はオバマが圧倒的多数だとはいえ、得票率の差は5パーセント程度です。黒人系であるこ

と、地域活動家から成り上がった青二才で州や大企業を経営した経験がない(おおかたのエスタブリッシ

ュメントとは毛並みがちがう)こと、富裕層の経済的自由を制約する「社会主義的」思想が疑われること

などから、彼に激しい敵意を抱く人びとが少なくないと思われます。もうひとつは、そのことと関連しま

すが、リンカーンケネディーのように暗殺される危険です。富裕層、人種差別主義者、軍・治安関係機

関内の保守主義者などが、陰に陽に協力して、大きな陰謀が仕掛けられる危険を感じます。

 財政の大赤字を引き継ぎます。それなのに中・下層生活者に手厚い支援を行いながら、破綻した経済を

立て直さなければなりません。とてつもない困難を抱えての出発です。それでも期待したいと思うのは、

ネットやケータイを使って、草の根から若者を中心とする市井の人びとの意欲を掻き立てた選挙活動があ

るからです。大企業経営者層とそのスタッフ、行政幹部など、これまでアメリカの社会と政治を牛耳って

きた人びとを頂点とする序列秩序には、改革を担う能力が乏しいと思われます。「ふつうの人びと」の心

に希望を感じさせ、彼らの横の連帯を組織して行動基盤とし、彼らから既成観念にとらわれないイノベー

ションの多様なアイデアを引き出す。社会の深いところから改革の波を沸き立たせることができれば、奇

跡のようなことが起きるかも。