狐さんこんにちは

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 能取湖畔の道路でキタキツネに会いました。行きと帰り2回、2キロほど離れた場所です。顔の見分け

がつかないから、同じ狐さんかちがうのかわかりません。このあたりは、トンネル開通で訪問客が増えて

いるものの、知床や大雪ほどではないので、人見知りして近寄らせてくれません。ウチの近くにも出没し

ますが、やはり警戒心が強く、絵になるのは望遠レンズを着装して気持ちの準備をしているときだけで

す。今回は不意でしたから、標準で遠くから撮りました。拡大するとぼけてしまいます。

 こちらに住んでから、埼玉では見なかったいろんな動物に会いました。鹿、狐、カワウソ、テン(狸か

な)、エゾリスシマリス、エゾライチョウ、白鳥、アオサギオオワシオジロワシ、フクロウ、ミヤ

マカケスなど。きちんと確認できませんでしたが、モモンガーみたいな影が木の間を跳ぶのも見ていま

す。熊さんとは顔を合わせていません。遠くからならともかく、近くで会うのは遠慮したいですけど。


 12月から4月までは畑で働く人の姿をほとんど見ません。まあ、-10度から-20度で固く凍った

大地を相手に格闘しようとは、普通は思わないでしょうね。こちらでは約5ヶ月近く、畑作農家の人は仕

事ができないのでしょうか。製粉工場や製糖工場で働く人もそうたくさんは必要ないでしょうし。内地に

比べて耕地規模は大きいのに、やはり農家の経営が苦しいのはそのことと関係あるのかな。

 フィンランドの北極圏では、少数民族サーミなどがトナカイ放牧で働き、その他にもオーロラやサン

タクロース村やクロカンなどが産業になっているようです。このあたりでも、増えすぎたエゾシカや美し

い霧氷やさまざまな野生動物などを、冬の産業にできるといいのですけどねー。人口が減って生活インフ

ラが劣化するのも、人手不足で野山が荒れていくのも、思うたびにせつなくなります。農家が食糧と循環

エネルギーの生産者として、観光や自然環境維持の担い手として、誇りをもって働き、収入でも報われる

時代は来ないのでしょうか。