2007-01-01から1年間の記事一覧

神秘の湖オンネトー

18日の朝日新聞道内版に、この湖は北海道三大秘湖のひとつだという意味の記事がありました。オン ネトーはアイヌ語で「年老いた沼」。湖面は位置や天候で一日に何度も色を変えるそうです。先週日曜日、 町民ハイキングで行ったとき、おにぎりを食べている間…

透明な紅葉 自分のなかの他者

10月14日にオンネトーで見た透明な紅葉です。 〔自分のなかの他者〕 多田さんが書いた本の感想を続けます。 話すことや直立二足歩行はヒトの特徴です。その機能を担うべく多田さんのなかでうごめく神経細胞 は、かつての彼を構成していたものとはちがう…

三国峠 死に照らし出されて

三国峠の写真は今日でおしまいにして、明日から日付を進めます。他に層雲峡や千畳ぐずれなど、10 月4日撮りで残っているものもありますが、冬の凍結で遠出できなくなってネタに困ったときに紹介しま しょう。 〔死に照らし出されて〕 免疫学者として優れ…

クマネシリ山塊

左奥に頂上だけ見えているのがクマネシリ岳(本クマ)で、言葉の由来はアイヌ語で「物干しのようなも の」という意味だとか。三国峠と反対の東側から見ると、尾根が平らに長くつながっているところから、 物干し竿を連想したのでしょう。中央の二つの峰の右が西…

樹の海が色づいて

ゆみこさん、駒止湖はいかにも深山の湖という感じですね。子どものころ何年かくらした山村の森の奥 に竜が窪という沼があって、はるばる出かけて薄気味悪い印象をもったことがあります。いまは百名水の ひとつとされていると聞きました。森の中の湖は上から…

いちばん高い峠の秋

「美幌」と「たより」の入った記事が57万件もあるんだね。ちゃんと見てくれる人がいるって、はげみに なるよ。 糠平湖脇を通って層雲峡に向かう糠平国道(273号国道)の最高点、1150mの三国峠が、北海道の 峠でいちばん高いんだとか。ここはトンネルの中…

然別湖は山の湖

然別湖は標高810mで、北海道で最も高い位置にある自然湖だそうです。うっそうとした森に囲まれ ています。わたしたちが行った10月4日は10日間の釣り解禁期間初日。湖には観光船の他にたくさん の釣り船が浮いていました。固有魚のオショロコマ(ミヤ…

大函  情に訴え制度悪を隠す

陸地で地殻の厚さは35km。地球の半径は約6378kmだから、地殻は0.5%ほどの深さでマント ルと核を包む表皮ということになります。ほとんどは岩石で、土壌は岩石の表面をうっすらと覆うにすぎ ません。そのうすい土壌にしがみついて草木が育ち、動…

湖畔の色づき

ゆめラジさん、さすが渋谷、奇妙なパフォーマンスがありますね。気軽にそれに応じるあなたの自由な 心がうらやましい。 「男は微妙なところがあまり無い」はあなたなりに遠慮した表現かな。わたしは自分でもがさつだと思 います。でも繊細な男もいるような。…

銀河の滝 楽しそうな表情

バロンマサさん、コメントありがとうございます。ブログ拝見させていただきました。おもしろい写真 を見つけてきますね。 ゆみこさん、同い年のパートナーとうまくいっているようで、いいですね。でも油断しないほうがいい かも。誰かが言ってましたよ、「相…

渓流紅葉  『女ですもの』

高原温泉から層雲峡に向かう糠平国道へ出る山道は渓流に平行しています。水際の紅葉を撮ろうとする のですが、道が細くてなかなか車を停められません。ようやく行き交う車の迷惑にならない場所を見つけ たときには、まだ色の薄い木が増えていました。 いま、…

湯けむり紅葉  『夜明けの縁を・・・・』

高原温泉で稜線の黄葉を撮りながら宿の裏手に廻ると白い煙が見えてきました。ゴミでも焼いているの かと思いながら近づいたら、強い硫化水素のにおいがします。自噴する温泉でした。屈斜路湖周辺、阿寒 湖周辺、大雪山一帯と、車で日帰りできる範囲に、脈動…

錦秋  格差は資本主義の本性

大雪高原温泉の続きです。 〔格差は資本主義の本性〕 『近代による超克』の著者ハルトゥーニアンは、格差(この本の言葉では不均等)は資本主義に構造的に 組み込まれている、と考えています。資本は、近代化の遅れた地域(国内では地方、国際的には途上国)か …

大雪高原温泉色彩の饗宴

matibitott2004 さん、去年6月に書いた開発と自然保護に関連するわたしの意見へのコメントありが とうございます。いま、戦争に向かう時期に日本の文化人たちが集まって論じた「近代の超克」につい て、アメリカ人が書いた本を読んでいます。わたしは東京・…

仙人の遊ぶ庭みたい

はじめの2枚を撮ったあたりで、昔中国の詩人が作ったという詩の一片が頭に浮かびました。うろ覚え ですが、林間に紅葉を焚いて酒を温める、みたいな文句だったかと。石と常緑樹に赤や黄色が配置され、 古いお屋敷の庭を思わせます。でもここは20キロ近く…

層雲峡紅葉谷は色鮮やかに

今度も前の家のご主人はタフでした。昨日朝6時発午後4時着、10時間ひたすらハンドルを握り続 け、わたしの行きたい所、わたしが好きそうな場所にすべて連れて行き、気が済むまで撮らせてくれまし た。ハイヤーだったら何万円もかかるでしょう。ほんとに…

卯原内川河口の風景

サンゴソウに群生地と平行して卯原内川が能取湖に流れ込む河口で、9月18日に撮りました。対岸の 建物は能取漁港です。見えている鳥はカモメと青サギ。一人旅らしい女性が長い間湖を眺めていました。 今日はこれからつかの間の秋の彩りを求めて出かけます…

秋の田園

9月18日にお隣の大空町の田園を通りがかりに撮りました。四角いコンテナはタマネギ、円筒形に積 まれているのは豆(ササゲかトラマメ?)です。同じお隣でも西の旧北見市郊外には水田も見られます。東 の海に近いほうで目に付くのは、麦、ビート、タマネギ、…

摩周湖の西

jirou89554werさん、エラーメッセージが出て、あなたのブログは見れませんでした。 摩周湖観光でほとんどの人が選ぶルートは、国道391号線から分かれる52号線で、西岸から湖を見 ることになります。シーズン中だと南寄りの第一展望台駐車場は有料なので…

摩周岳 マリナーズ最終戦

miyaoribaraさん、approject2006さん、and125jpさん、コメントありがとうございます。摩周湖はいろ んな人に何かを感じさせる力があるようです。今日は摩周岳を中心に。隣のなだらかな山は西別岳だと思 います。 いまマリナーズの最終戦を伝えるテレビをつけ…

摩周湖

摩周湖はこれで何回目でしょう。はっきりは覚えていませんが、清里や中標津方面から入る裏摩周展望 台と西別岳から見たのを含めると、10回は超えているかな。それだけ来ているのに、晴れていればその たびに、やっぱり来てよかったと思わされます。今回は…

ノロッコ号と丹頂鶴

流氷や紅葉の時期、それに夏の観光シーズンなどに、ゆっくり走らせて車窓からの景色を楽しんでもら う列車がノロッコ号。春から夏の富良野ー美瑛と釧路ー塘路、紅葉期の釧路ー川湯、冬の網走ー斜里で運 行されています。細岡の船着場は踏切の近くです。ガイ…

カヌー下り 6  戦前日本も格差社会

もう少しカヌーからの景色を続けるつもりでしたが、少し水に飽きてきました。明日からは丹頂鶴やノ ロッコ号の映像に進みましょう。最後に内側から見る湿原風景で締めくくります。高台から俯瞰すると、 森林と草むらの高低差が定かではなく、平坦な原野が茫…

カヌー下り 5

ずっと先に別なカヌーが一艘見えてきます。年配の男性一人と若い女の人が二人乗っているようです。 塘路湖でちょとの間併走し、ガイドのお兄さんが挨拶していた一行でしょう。舟溜まりの隣にキャンプ場 があります。同船者の到着を待っているときに散歩して…

カヌー下り 4

釧路川に入ってから細岡の船着場が近づくまで、朽ちかけた廃屋ひとつを除き、人工物は見えない。二 度ほど鳴った熊よけの爆竹の他には、時折ポツリポツリ語るガイドの声と、同船した若い娘がケイタイで 撮るときの短いメロディーが人工音。小鳥が姿を見せる…

カヌー下り 3

釧路川に浮かぶのはこれで3回目です。今年に入って2回目。前回は関東から来てくれた人たちと一緒 に、屈斜路湖から流れ出たばかりの上流を下りました。初夏で水かさが少なかったのか上流だったからか わかりませんが、浅瀬で白い波が立つ急流があって、ち…

釧路川カヌーくだり 2

カヌーは塘路湖の西端から釧路川につながる短い支流に入り、すぐに国道391号線に架かる橋の下を 通ります。本州各地に被害をもたらした台風のせいで水かさが増えていて、直後には逆流を漕ぎ上がらな ければならない箇所もあったそうです。「カヌー下りじ…

釧路湿原カヌー下り

今日から10日ほどは毎日、9月13日にカヌーの上から撮った水と緑と空の写真を載せ続けます。食 傷するかもしれませんが、ゆっくりした流れに身を任せている自分の目に映る、次々移り変わる風景だと 想像しながら、眺めてください。 9時半の予定のところ…

湖だらけの風景 ゆとりあるくらし

塘路湖周辺にある国道391号線沿いのいろんな湖。南から北に進んでいます。初めの二枚は達古武 沼、次はサルボ展望台から撮った塘路湖、三枚目は同じ展望台の国道西側の風景で、手前の木陰から一部 見えている湖がポントー、大きいのがエオルト、その先に…

気の早い木の葉の色づき

大雪山塊の黒岳頂上付近では今月はじめに紅葉がはじまったそうです。いまは層雲峡の銀泉台や旭岳姿 見の池あたりが見ごろでしょう。でも高度の低い阿寒や釧路湿原などが鮮やかな色彩をまとうのは、10 月半ばからだと思います。それなのに先週歩いたとき何…