湖だらけの風景 ゆとりあるくらし

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 塘路湖周辺にある国道391号線沿いのいろんな湖。南から北に進んでいます。初めの二枚は達古武

沼、次はサルボ展望台から撮った塘路湖、三枚目は同じ展望台の国道西側の風景で、手前の木陰から一部

見えている湖がポントー、大きいのがエオルト、その先に少し見えているのがマクントーです。最後の二

枚はこの日泊まった「茅沼憩いの家」で撮った茅沼(ウラルシロ湖)。


 去年7月に書いた『フィンランド・・・・・』にコメントを寄せてくれたスヤスヤネズミさんは、子どもを

もつことに消極的な男たちにいらだっているのかな。人生相談のページじゃないから突っ込む気はないで

すけど。確かに生まれた子どもへの手当てだけの問題じゃないですよね。くらし全体にもっとゆとりがな

くては。フィンランドのように年間労働日が200日ちょっとというところまでは行かなくても、せめて

日本の法定標準休暇日数の130日台は誰でも大威張りで休めて、それでまあまあの収入になる社会じゃ

ないと、女と男の関係を豊かにするのもむずかしいですね。

 製造用などの機械をもっと自動化して、モノの生産から情報・サービス産業へのシフトを進めれば、労

働生産性が高くなります。日本は、ほどほどの自動機械で労働者を安く使い、専門職の人に長時間労働

せて、製品輸出で稼ごうとするから、働く人のくらしにゆとりがなくなります。ゆとりがないから情報・

サービス産業の拡大が遅く、税収の伸びも小さくなります。先進国のなかでは日本は労働生産性が低い国

ですよね。

 国家財政を改善するには、生活必需品を除く選択消費に対する消費税を上げるほかに、豊かな人にもう

少し多く負担してもらうため、相続税所得税の累進率を上げればいいと思います。労働者を安くこき使

って金持ちがもっと金持ちになる国と、国民大多数のくらしのゆとりが国内情報・サービス需要を拡大さ

せる国の、どちらを目指すのかという、ビジョンの問題ではないでしょうか。フィンランドは後の路線を

選択して、経済競争力を世界一にしました。