2007-01-01から1年間の記事一覧

群れる白鳥

ラチェットさん、北海道出身で大阪在住ですか。わたしは昔5歳の息子を連れてそちらに行ったことが あります。ガン病棟に妻を残したあわただしい旅でした。夜息子と一緒に入った行きずりの大衆酒場で、 料理の安さと味の深さに驚きました。あの下町の雰囲気…

美幌川初冬の風景

サイタマンさん、そちらに住んでいたころ悩まされた隙間風を思い出しました。そろそろ厚い布団に変 えていた時期なのですね。季節の推移に鈍感にくらしていましたので、何月からのことか記憶が曖昧で す。こちらでは冬でも薄い布団に電気毛布を低い目盛りで…

草むらの初雪

屈斜路湖に白鳥が戻ってきているのというので行ってみようかと思ったのですが、峠の凍結が気になっ てやめました。これからの季節は出かけるとしてもせいぜい北見や網走まででしょう。町の中を歩く日が 増えます。昨日はブログを書き終えてから美幌川のほと…

唐松黄葉

北見の街中ではすでに今月11日に玄関先の雪かきをした建物があったとか。美幌の初雪は昨日です。 今朝の道路や庭先は白くなっていません。夕方ちょっとだけですぐに止んだようです。雪が来れば冬で すから、唐松の黄葉を載せて晩秋を締めくくります。せせ…

霜の庭

このところほとんど毎日霜が下ります。イチゴの葉は表面が薄白く造花のように硬くなりながら、枯れ る様子はありません。日照時間が12時間より短くなると休眠に入るとかで、成長を止めているのでしょ う。それでも、雪の布団にくるまるまで濃い緑色を保ち…

能取の海に冷たい風が

トンネルができてから能取岬で会う車が増えています。今月の2日も先客があり、わたしがいる間にも 何台か到着しました。漁港近くの道路には防雪柵の組み立てがはじまっていて、岬牧場の牛たちはそれぞ れの農家に引き取られた後です。トンネルができる前は…

実だけ残ったナナカマド

いまやナナカマドの葉は落ち、枝先に残るのは、鳥たちについばまれ新しい繁殖地に運ばれるのを待つ 赤い実だけです。意識なき生き物は、ヒトの干渉があってもなくても、己が習いに身をゆだね、新しい命 につなぐ営みを淡々と続けます。

晩秋道東 大きな歴史

写真は順に晩秋の田園、オホーツクの森展望台からの網走湖、能取湖、網走ー斜里海岸です。 〔大きな歴史〕 現在を理解するために過去を顧みるのが歴史だとすれば、宇宙と生命の変遷をたどることも歴史といえ ます。いわば大きな歴史です。しかし学校教科とし…

雪を待つ森

11月2日の土曜日、あまり天気がよかったのでオホーツクの森を歩きに行きました。この森の春は以 前紹介しています。ゼンマイやコゴミが萌え出し、白樺や楓の若葉が鮮やかでした。半年もたっていない のに、もう広葉樹はすっかり葉を落とし、雪を待ってい…

山に雪庭にはスミレ

昨日午後ちらちら日が射してきたので外に出たら山はまだら模様。前夜の街の雨が山で雪になったので しょう。山頂は雲に隠れています。中腹にある広葉樹の裸の枝は雪片を振り落とし、笹原や牧場には消え 残っているようです。エゾ松、トド松の林はうっすらと…

紅葉にさようなら

関東平野の紅葉はこれから見ごろでしょうか。道東では鮮やかな赤色はだいたい終わりました。あとは 黄色い唐松が散って、来年まで秋の彩りとはさようならとなります。今日は載せ残した近場の紅葉を三 点。最初は美幌霊園10月25日。次はウチの庭10月3…

鳥と狐  精度が増した温暖化予想

一枚目は9月27日にせせらぎ公園入り口近くの堤で出会ったハトよりちょっと大きい鳥です。シギの 一種かと思いますが、ちがうかも。後の二枚は10月4日に大雪高原温泉に行く途中で見たキタキツネ。 〔精度が増した温暖化予想〕 今年のノーベル平和賞がゴ…

ナナカマド

美幌霊園に通じる並木道のナナカマドです(10月25日)。これだけ葉が紅葉すると、実は目立ちませ ん。葉に一月以上先駆けて鮮やかに色づいていたのに撮りそこないました。せせらぎ公園で見たピンク系 の別な種類は、そのうちに紹介します。 熊谷達也の『は…

美富自然公園

もう一回美富自然公園の写真です。鳥はミヤマカケスだと思います。リスはこれ一枚だけしか撮らせて くれませんでした。 やっとユズを料理に使えます。去年皮だけ大量に冷凍しておいたのを9月に使いはたし、それ以後ずっ と、店に行くたびに探していました。…

木漏れ日

美富自然公園は魚無川と国立療養所に挟まれています。小道という小道を全部歩いても10分程度の小 さな林です。それでも、大木群が落ち葉を厚く降り積もらせる場所や、腰くらいまで藪が茂る場所があっ て、中にいると南北に公営住宅や中学があるとは思えな…

炎みたいな 戦争よりボボがいい

このページをいつも訪れてくれる人は、紅葉の絵はもういい、という気分かもしれませんね。わたしも 野付牛公園へ行ったのはリスが目当て。でも、逆光に浮かんだモミジが燃え立つ炎のように鮮やかで、ま た撮ってしまいました。わたしは記憶で補強しています…

リスとの会話

ゆみこさんに喜んでもらえてよかった。すぐ動くからなかなかピントが合わなくて、仕上がりがいまい ちなんですよ。顔をアップしてみても、ヒトの赤ちゃんほどにも表情がないし。そこでこんな会話を空想 しました。 「エゾリス君、表情が硬いよ、リラックス、…

北見野付牛公園のエゾリス

このあたりの森に棲むリスは2種類で、シマリスとエゾリスだと聞いています。シマリスは文字どおり 縞があって、手のひらサイズの大きさ。わたしはまだ会っていません。エゾリスはこの町でも北見でも何 度か見ています。体長は尻尾を除いて2,30センチでく…

サンゴソウ07 2

もう一回サンゴソウを近景と遠景で。 裏の家からもらって一株だけ植えたハッカが夏の間に増えました。花の付き方からすると日本種のよう です。他にペパーミントとスペアミントがあるけど、この種がいちばんメントールが多いそうです。周り に茂っていた雑草…

サンゴソウ07年 1

今年9月18日に撮った卯原内のサンゴソウです。去年も紹介しました。正式な名前はアッケシソウ。 能取湖とサロマ湖のあちこちで湖岸の浅瀬を緋色に染めます。広がり方や時期にばらつきがあって、知る 限りでは卯原内のものが最も規模が大きいようです。こ…

天都山晩秋

17日に自治会バス旅行で天都山と卯原内へ。朝のうち小雨模様で、終日はっきりしない天気でした。 それでも天都山の高台では、網走から斜里に向かって弧を描く海岸線、濤沸湖、斜里岳が見えています。 雲の下に広がる日ざしのない風景は、近景には紅葉が残…

白樺枯れ木

屈斜路湖を北から望む小清水展望台は、道道102号線から山側に少し登った、藻琴山中腹の標高70 0メートルを超える場所にあります。水飲場、トイレ、食堂を備えたりっぱなパーキング・エリアで、藻 琴山の登山口にもなっています。美幌峠より200メー…

秋色の屈斜路湖

この町でただ峠と言えば美幌峠のことです。晴れた日に陽が西に回ってからは、この峠から藻琴山、斜 里岳、摩周岳、雌阿寒・雄阿寒が、270度の広がりでくっきり見えるはずです。わたしがこれまで行っ たのはいつも朝で、美幌や北見の低地には日が当たって…

光る湖

車で行ってちがう方向から屈斜路湖を見晴らす適地が三つあります。美幌峠は北西から、藻琴山展望台 は北東から、小清水展望台は北からです。場所ごとに、季節と天候と時刻で、湖や周辺の木々はさまざま な表情を見せてくれます。23日には湖畔林道の他に、…

屈斜路湖畔林道 2

もう一回湖畔林道です。 最近漬物に凝っています。何しろ越冬野菜が安いので、つい買い込んでしまいます。屈斜路湖からの帰 り道に寄った東藻琴の直売所では大根が3本で100円。カボチャは大きいのを一個100円で買って も、ウチで取れたのと一緒に数ヶ…

屈斜路湖畔林道 1

屈斜路湖は面積79.3平方キロ、周囲長57キロの、日本最大のカルディラ湖です。約35万年前か らの火山活動でできました。最大の噴火は12万年前、ウチの庭を30センチも掘ると出てくる火山灰は このとき降ったものでしょう。南岸には美幌国道(243…

廃駅 リハビリは生きる希望

オンネトー町民ハイクのバスは往復とも、相生(あいおい)道の駅で停まります。復路ではあっという間 にレジに長い列ができました。豆腐やアゲが目当です。預けていた越冬野菜をバスに運ぶ人もいます。こ こは廃止されたふるさと銀河線の裏手に当たります。食…

湯の滝 期待どおりのワールドシリーズ

昨日はマンガン鉱床の育つ滝の名前を書き落としました。湯の滝といいます。今日の写真はその全景と 滝までの林道です。 今年のMLBもあとワールドシリーズを残すだけです。ポストシーズンでは、マリナーズの姿が見られ なかったのは残念ですが、その後はわ…

生きている鉱床

ロンドンからのコメントありがとうございます。あなたのブログのラーメン屋の話はよだれが出そうで した。 何年か前に、太古の時代にシアノバクテリアが鉄を酸化させて固定し、縞状鉄鉱床を作ったという話を 地球史の本で読みました。オンネトー湖畔から20…

湖面に映える紅葉

夜半の雨があがり、空き地で草の水玉が光っています。空には一片の雲もありません。久しぶりに晴れ た一日になりそうです。裏の家の敷地では黄色、紫、ピンクの菊が、そのお隣では腰までの低木の赤い葉 叢が、色彩を競っています。ウチの庭に残る彩りはオレ…