雪消え残る峠道
砂湯に立ち寄りました(写真)。かなりの人数の子どもや若者たちとここに来たのは、6年前だったでしょうか。秋も深いころでした。観光客が掘ったと思われる湖畔の砂にできた穴には、相変わらず温かい湯が湧いています。何捜か遊覧ボートが浮かぶ早春の湖面は、わずかにかすむような気配がありました。
美幌峠を下りて田園地帯に入ってから町までの10キロ弱は、広い道に白樺並木が続きます(写真)。いつまでも走っていたいような気もしますが、あと10分もすればわが家です。もう埼玉で仕事が待っているわけではありません。いつでもまた来られると思えば、小さな旅の終わりもいいものです。