カタクリの花が咲きました

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 写真がなくてタイトルだけ見たら、カタクリを知っている人は、可憐な花の群落を想像してしまいますよね。英語だとaやsがついて、はっきりしますけど。一輪の花も乱れ咲く群落も、そうしようと思えば、同じ言葉で表現できてしまう。日本語表現には自然に情緒的なふくらみが入ります。あいまいさとも言って、学術論文を書く人には、恨めしい欠点でしょうけど。
 一本だけ庭に咲いたカタクリは、わたしが植えたわけではありません。いつの間にかチューリップに混じって芽を出していました。チューリップにしては貧相な葉だなと思っていたら、こんな花が咲きました。はじめは名前もわかりません。こちらでは、パチンコ屋のチラシとタウン紙のあいのこみたいな、まあ新聞なんでしょうか、ものが毎日郵便受けに入ります。そこに隣の北見市の端野(たんの)地区にあるカタクリ群落の写真が載っていて、花の形といい葉っぱの模様といいウチの貧相なヤツと同じじゃないですか。そうか、これがかのカタクリだったんだ、というわけで写真に撮りました。名前ってだいじですね。