北海道が独立共和国になっていたら

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 訪問してくれる人がいて、コメントもいただける。別にたくさんの人でなくていいけど、だれかが見てくれるって励みになりますね。
 
 さて今日の話題です。写真を見てください。北海道のどこにでもあるありふれた田園風景です。緑はビート(砂糖大根)か麦。やっと耕せるようになった黒い畑には、これからタマネギかジャガイモが植えられるのでしょう。北海道は寒いってイメージがあるけど、前に書いたように緯度的には北欧なんかよりずっと南です。今売り出し中の、経済競争力と生徒の学力が世界一の国・フィンランドなんか、国土の四分の一は北極圏ですものね。フィンランドを北海道と比べてみます。人口は519万人。560万人の北海道よりちょっと少いけど、似たようなものです。土地面積は33万8千平方舛 8万4 千平方舛量鷸庸棔でも、耕地面積では2万 280平方舛 1万1千720平方舛瞭麈椶泙任いません。ま、全体としてこの二つの国と地方はけっこう似ていると思います。フィンランドがうまくいってるんだから、北海道が独立してたらどうだったんだろう、という想像をしたんです。食料自給率が40%の日本で、北海道だけが192%ですから、将来人口増加や温暖化で世界が食糧危機になったとき、北海道独立共和国の国民は飢えないですむのに、なんてね。
 食べ物のはなしですけど、網走の海産物市場とか国道沿いのパーキングのみやげ物売り場なんかは、オホーツク海の海産物でも高いですね。観光客、特に内地からの観光客は、高くても買うんでしょうか。地元の人は安売りの店とか知ってるし、スーパーでも地元産の食品はそんなに高くはないです。美幌産のポークや鶏肉なんか100g 50円台で買えたりします。ロシアからくるカニなんかもけっこう安いですね。衣類でも、内地と同じチェーン店なのにずいぶん安かったりします。ブランド品だとそうもいかないのでしょうけど。北海道には内地向けっていうか、都会向けっていうか、外に向ける顔と、地元の人の日常的な暮らしの顔と、二重性があるみたいで。まあ、地方では多かれ少なかれそうなのかもしれませんが。これは、小泉改革で見え始めた、都市の繁栄を優先して地方を切り捨てる傾向がますます強くなったとき、独立とまではいかなくても、自立を目指す手がかりになるような気がします。
 次は、榎本武揚の北海道独立構想などにも触れながら、このテーマを続けます。