黒部の桐と大雪の小鹿たち
同じ谷筋でも、美幌へ帰る途中でふたたび通った層雲峡は、倒木や枯れ木が多く、雄大ですが荒れているような。雨が降り続く天候のせいかもしれません。山間を通り抜けるまでに何度か小鹿を見ました。雪崩止めの柵のところで一頭、ようやく萌した崖の草のところで二頭、バスが渡る橋近くの沢筋で五・六頭。みんな体は大きくありません。母鹿は一緒じゃないのでしょうか。食べ物のない冬をようやく生き抜いた仔たちのようです。動物の子はみなかわいい。でも、エゾジカが増えすぎて植生に被害が出るので狩猟頭数を増やす、という記事を新聞で見ました。この仔たちの何頭かは秋まで生き延びられないかもしれません。
家に着いて温度計を見たら9度でした。前の日の北陸は31度、あの湿気はたまりません。今日テニスコートで汗をかきましたが、こちらは乾いているのですぐさらっとします。光熱費の請求書の数字が心臓に悪いことを除けば、やはりここは暮らしやすい。
今日の写真は黒部渓谷と道央の田んぼです。