無題

流氷の表情

流氷は沖にあると白い帯びで、接岸したところを崖の上から遠望すれば茫漠と広がる氷原です。しかし乗れる ほど近づけば、ごつごつした破片と半ば透明で滑らかな氷が組み合わされた複雑な表情が見えてきます。20年 ほど前だったか、関東からの観光客として…

空の鶴

みのりさん、訪問ありがとうございます。これからもときどき覗いてみてください。 ツルセンターでの写真のなかから飛ぶ姿を集めました。青空を背景に真下から撮るときれいなのですが、それ は成功しませんでした。今後の楽しみにしましょう。 一時絶滅寸前ま…

凍湖の水鳥

濤沸湖のオホーツク海へ湖水が流出するあたりに白鳥公園があって、そこにはさまざまな水鳥が集まってきま す。いまは工事中で正面は封鎖されていますが、春には新しい観察棟がオープンするようです。いまでも裏から なら湖岸に入れます。2月の初めに行った…

前浜の流氷

murutiさん、つたない写真を背景に使っていただけて、うれしいです。これからもよろしく。 このところ夜にかけて流氷が接岸し、昼にかけては流氷帯の間に青い海が広がったり、海岸沿いははぐれ氷・ 沖に白い帯、という日が続きました。今年はまだ海岸…

雪多彩

タムラ、文明以前の狩猟採集民が装飾品を手に入れたがるのは、自分の身を飾るためではなく、親しい人を飾 るためだったと、NHKの「ヒューマン」という番組が言っていたよ。飾りたい相手は、生まれた子どもや踊る自分の 男や女、それに死んだ親族などだろう…

鷲が舞う―大鷲

タムラ、畳んでいるとかわいらしく見える脚だけど、あれで大きなシャケをがっしり掴んで空に舞い上がったり もするんだろうね。 そらさん、撒かれた魚をゲットする瞬間が撮れなくて残念でした。すばやく飛び交う空の鷲を追うのに精いっぱ いで、低いところま…

鷲が舞う ④

どうしてわたしは大鷲や尾白鷲にこんなに心を惹かれるのかなー。その大きさが目立つこともあるけど、ともに 冬の北海道で千羽台しか見られない絶滅危惧種ということも、理由なのでしょうね。トンビやカラスみたいにどこ にでもたくさんいるとしたら、もっと…

鷲が舞う ③

尾だけでなく肩から上も白いオジロワシは夏に見たことがあります。肩の白いのは夏だけだと思い込んでいま したが、冬でもいるのですね。成熟の印なのでしょうか。4枚目の鷲は2時15分前ごろから給餌場外の木に止ま っていた鳥みたい。5分前にはカラスも…

鷲が舞う 2

美幌川や網走湖・能取岬でも尾白鷲や大鷲を見ることはあるけれど、いつでも確実に会えるわけではありませ ん。根室の春国岱や知床の羅臼あたりだと外れは少ないのかも。でも道路が凍結する冬はちょっと億劫になる 距離です。阿寒町のツルセンターだと美幌か…

鷲が舞う

まりさん、たびたびの往復ごくろうさまです。空の長旅で体調を崩されませんように。 午後2時少し前になると、阿寒国際ツルセンター給餌場の空に尾白鷲たちが姿を現します。丹頂鶴の群れに投 げ与えられる魚が目当てです。前からふしぎだったのは、腕時計も…

流氷と知床の山

takeさん、南国の人は「寒そー」という感想が先に来るのですね。悪天候の日は出かけないからですが、わ たしは「きれいだー」となります。ところでご紹介のお庭、いい感じですね。冬だと木の枝に載った雪を見ながら 渋いお茶を一服などと、しゃれてみた…

氷が閉ざす北の海

Qちゃんさん、ご訪問ありがとうございます。ずいぶん安い買い物ができるのですね。魚はこちらもかなり安 いけれど、果物はうらやましいな。 バンビさん、ご訪問ありがとうございます。街の写真がいっぱいですね。関東でくらしていたころが懐かしくなり まし…

雪の浜行くノロッコ号

釧路と網走を結ぶ釧網線を初夏の花の季節と冬の流氷の季節に、観光トロッコ列車のノロッコ号がゆっくりと 走ります。夏の臨時停車駅の小清水原生花園から網走から3つ目の東藻琴駅まで、線路が敷かれているのは 海の際です。その間にあるのが北浜駅。わたし…

凍る海

takeさん、北国の雪のことに触れていらっしゃいましたね。東本州でも北海道でも日本海側や山沿いでは豪雪 のようです。体力が衰えた一人ぐらしのわたしだったらどうなるか、あまり想像したくないところです。美幌はここ 数日、最低気温が-10度前後でほ…

鶴の舞 番外篇 幼鳥のレッスン

ミキィさん、阿寒湖のワカサギ釣り場には大テントがあるのですね。網走湖では見たことがありません。みなさ ん小さなテントを持参しているみたいですよ。 Takeさん、北には北の、南には南の文化があって、それぞれのくらしが続いているのですね。九州で…

鶴の舞 第三幕

ミキィさん、団体さんのご案内、ごくろうさまです。真下から撮った空の鶴がきれいですね。 見つめあいから始まって、首を寄せ合い、羽を広げ、ジャンプして、でも最後に片方が冷めてしまったのかな。 4枚目、大口を開けて片羽を広げ、すごんでいるみたい。 …

鶴の舞い 第二幕

ミキィさんの写真はきちんとピントが合っていてうらやましい。わたしのはトリミングして拡大するともうみじめ。 まりさん、木に引っかかった三日月は風船みたいですね。雪のお庭のあなたは寒そうだけど、お元気そうで。 takeさん、鶴居村では鶴見台と伊…

鶴の舞 第一幕

ミキィさん、バトルシーンは撮れなかったけど、鶴のダンスと尾白鷲の雄姿はたっぷり撮れて、大満足です。 訪問三回目にして、ほんの少し撮影のコツがわかったような。 鶴の舞いシリーズ、第一幕から第三幕までに幼鳥のレッスンシーンを加え、4連続でアップ…

網走の冬景色

そらさん、昨日は暖かく川霧もたちませんでした。厳寒期に珍しい穏やかな天気を利用して、阿寒国際ツルセン ターへ行ってきました。鶴たちの求愛ダンスと大空に舞うオジロワシの雄姿をたくさん撮ってきたので、おいおい アップします。 先月半ば、網走沖に流…

光る朝霧

まりさん、教えてくれてありがとう。気が付きませんでした。パソコンの具合が悪くて、いろいろトラブル続き です。 低い朝陽に光る朝霧が好きです。ここに白鳥の姿でもあるといい絵になるのに。今期の美幌川では、一回だけ 鳴声が聞こえましたが、姿は見てい…

凍湖

そらさん、夜の間に10センチほど雪が積もっていました。このあたりでは冬型が緩むと降るようで、今の外気 温は-16度です。家のなかにいる限り-23度も-16度もいっしょ。ウチはだいたい23度程度に保たれてい ます。3万円を超す灯油の請求書が届…

零下25度の川岸

まりさん、気に入った写真があればご自由にお使いください。ところで、夕焼けのお写真、どっしりと落ち着いて きれいですね。 きのう美幌アメダスの最低気温は-24度台でした。日が出て間もなく、ウチのガレージで温度計が-23度の とき土手を歩きました…

軒下で光る

takeさん、石橋の両側で工法がちがうということは、異なった技術を伝承する二集団が作ったということです ね。ライバル心を燃やして競い合ったのかなー。それも共同作業の一つの形ですね。 宝石って持ったことがないけど、軒下の氷に西日が射して輝いて…

蓮の葉氷

takeさん、海氷はなめても塩辛くないのだそうです。どんなメカニズムで塩分は海中に残り真水だけが凍るの か、わかりませんが。 murutiさん、海水そのものは零度前後だと思いますよ。普通の寒中水泳と同じ? でも、氷になるともっと低 温にもなれ…

氷海の波

タムラ、渡辺京二の『開国前夜』(洋泉社)もけっこうおもしろいよ。 きのう17時発表の海氷速報を見ると、知床北岸には接岸しています。能取岬から紋別・雄武にかけての岸近く は氷が1-3割になっていました。網走港付近には来ていません。ということは岬で…

川霧流れる

美幌川で発生した川霧が土手を越えて流れます。10メートルほど歩く間に濃くなったり薄くなったり、この朝は めまぐるしく変化していました。やはり-20度程度では、川面から立ち昇る水蒸気があまり多くないのか、それと も蒸気が冷えて目に見える水滴に…

朝の岬に白い雲

まりさん、ホウレンソウのサラダですか。ホウレンソウは今高くて。シャケは安くておいしい。もらったり買った りして、ほとんど毎日食べています。 そらさん、サンマはおいしいけれど、レンジが油だらけになるのがとうも。家の外に七輪を出して焼くのならい …

鈍(にび)色の海

タムラ、バードの番組、見たかったよ。そのころは名前を知らなかったから、番組表で見逃したのかも。 そらさん、関東での零下は体感としてこちらの-15度以下にも匹敵するかも。身体が適応していないもの。わ たしは外で風邪をひいたことはありません。屋…

美幌川大寒の朝

20日前後、大寒のころのある朝、美幌川には川霧が立ちこめていました。川面の温度とそれに接する空気の 温度差が霧を生むのだそうです。とはいえ、今年に入っていままで、最低気温が-20度以下の朝は7回。この 日は-15度台です。気温と霧の程度はき…

遠い氷海に浮かぶ

タムラ、バードは渡辺さんの本に16回言及されていました。もじゃもじゃ氷、ヒトの身体だと毛細血管が発達し た器官内部の拡大図に似ているものがあるかも。 海で氷結が始まったばかりの今月中ごろ、能取岬手前のパーキングで、岸から遠い沖で浮いたり沈ん…