鷲が舞う

まりさん、たびたびの往復ごくろうさまです。空の長旅で体調を崩されませんように。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

 午後2時少し前になると、阿寒国際ツルセンター給餌場の空に尾白鷲たちが姿を現します。丹頂鶴の群れに投

げ与えられる魚が目当てです。前からふしぎだったのは、腕時計ももたない鷲にどうやってこの時間がわかるの

かということです。太陽の位置で知るのかと考えたけど、12月にお魚タイムが始まって2月末で終わるまで、位

置が変わりますよね。それに曇りや雪の日には太陽が見えないし。

 ヒトの脳には25時間弱の日周リズムを刻む部位があるのだとか。1時間ほどの余剰の蓄積は、体が朝の光を

浴びることで調節されるのだそうです。だけどわたしたちは外界の時計を見て時刻を知るようになったので、体内

時計の精度がとても落ちています。鷲は文明を知らないから精度のいい体内時計を失っていない、ということな

のでしょうね。

 尾白鷲が舞う空域より上で大鷲が旋回しています。彼らは自ら鶴とバトルして魚をゲットするより、嘴に咥えて

上昇する鳥から魚を横取りする戦略です。標的はオジロやトビ。カラスも集まっているけれど、撒かれる魚が大

きすぎるのか、ゲットしする姿は見たことがありません。ミキィさんのブログによると、キツネもしばしば来ていると

か。

 ツルセンターで空を舞う鷲をたくさん撮ったので、5回に分けてアップします。