蓮の葉氷

 takeさん、海氷はなめても塩辛くないのだそうです。どんなメカニズムで塩分は海中に残り真水だけが凍るの
 
か、わかりませんが。
 
 
 murutiさん、海水そのものは零度前後だと思いますよ。普通の寒中水泳と同じ? でも、氷になるともっと低
 
温にもなれるから、氷塊に触れ瞬間に凍傷になったり、なんてことがあるかなー。
 
 
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 海氷の始まりは海面にできるシャーベット状の軟らかい氷の膜です。それが波に揺られながら集まって、板状
 
の塊になり、互いにぶつかるうちに周りがめくれ上がります。その形が蓮の葉を思わせて、蓮の葉氷という名前
 
がつけられました。蓮の葉氷が密集し、つながって大きな氷原を形成し、それが海流や風で流されるのが流氷。
 
このあたりの流氷は、真水が大量に流れ込むアムール川河口域にできた大氷原が南下して、稚内から根室
 
たりまでの岸近くで発達した沿岸氷と合体したものだと、わたしは理解しています。
 
 昨日夕方の速報図は雲が多くてはっきりわかりませんが、枝幸から根室半島北岸まで、氷漂う海域になって
 
いるようです。網走あたりはまだ海面のほうが氷より多く見えているみたいだけれど、数日中に氷原風景になっ
 
て、接岸初日が発表されそうな雰囲気です。
 
 写真一枚目の蓮の葉氷は他のと色や形がちょっとちがいます。能取岬の崖下で奥まった場所にできていまし
 
た。色が緑がかっているのは、プランクトンのせいでしょう。アムール川河口域から南下してきた氷原の下にも、
 
大量のプランクトンがいるのだそうです。大陸内部から川が運んできた有機物が餌になっているとか。流氷のお
 
かげでオホーツク海豊饒の海になっています。