古い社と資料館

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 利賀(とが)村の話の続きです。村の近くや入ってすぐのところに何軒か蕎麦屋がありましたが、蕎麦の

里はそこからさらに10分ほど走った奥です。駐車場を兼ねるちょっした広場があって、その周辺に数軒

の大きな蕎麦屋が散らばっています。正面にいかにも古そうな屋根門があったので入ってみたら社でし

た。巨木に囲まれた慰霊碑があったりして、これぞ「〇〇〇の原風景」って感じ。

 社の隣が「日本で唯一」を謳(うた)った蕎麦資料館になっていました。蕎麦打ち道具、蕎麦関連の食器

類、さまざまな地方の蕎麦、由来やら説明やらたくさん展示してあります。二階には民具の展示の他、韓

国の蕎麦情報を伝える一画がありました。なにしろ入場者はわたしたち一行だけで、話好きな管理人のお

ばさんも二階までは付いて来ていませんでした。古い豪農の屋敷のような作りですから、雨模様のこの日

は暗くて何も見えません。あちこち照明のスイッチを探している間に息子がおばさんを呼んできて、やっ

と明るくなりました。それからまた藁の雪靴やら手作業の農耕具やら、説明がなかなか終わらず、お腹が

空いてきて。

 資料館を出て、一番古そうな一軒に入り、天盛を頼みました。メニューにはなかったのですが、蕎麦掻

はできないかと聞いたら、他に客もいないことだからと、応じてくれました。天ぷらはイワナ桑の葉

ど、けっこうおいしかった。蕎麦の味は、わたしは特にまずいもの以外、よくわかりません。好みは皮ご

と粉にして黒っぽい太めですが、ここは白っぽくて細い蕎麦でした。

 写真の水車は電気で動き、いろんな動物やオバケが顔を出す仕掛けになっています。右端の横顔が管理

人のおばさんです。最後の一枚は蕎麦の神様でしょうか、都山靴をはいて熊よけ鈴らしいものを腰につけ

ているのがおもしろいですね。


 今日はこれから、東京から来た古い友人といっしょに、シバザクラと錦仙峡の滝ノ上を訪れ、オムサロ

原生花園、遺跡、オホーツク展望塔、海中水族館の紋別に回る予定です。日帰りのつもりですが、ひょっ

として一泊するかもしれません。その場合、明日のブログ更新は午後になります。