瞑想の里
あって、瞑想の里と名づけられています。オホーツク地方の市町の多くがそうであるように、この村も観
光に力を入れているのでしょう。白川郷に隣接していますから、秘境と合掌造りだけでは差別化できませ
ん。そこで蕎麦の里を演出したり、同じ山間の縁でチベットと交流を持って、この瞑想の里を作ったりし
たのではないかと、想像しました。入館料が高かったので、わたしたちは外から眺めただけです。
北海道にも山深い場所はたくさんあります。原生林を縫う林道もだいぶ走りました。その森林風景に慣
れていたせいか、富山の深山に、懐かしいような、気持ちが沈むような、ふしぎな感情が湧きました。こ
ちらでは、森の奥でも山懐の谷間でも、あまり閉じ込められた気になりません。本州に比べ、つる性植物
や潅木が少なく、林間を遠くまで透かし見たり、空を仰いだりできます。子ども時代の半分を越後・信州
境の山間で過ごしたので、暗い森やせせこましい山村の空気が記憶の底に沈んでいて、利賀村の風景が懐
かしさと閉塞感を誘発したみたいです。
写真の背景にある林には、足を踏み込む気にならない閉ざされた雰囲気があります。こちらの針葉樹は
エゾ松・トド松・カラ松が多く、杉林は記憶にありません。たいてい落葉樹が混じった混合林になってい
ます。山間部の林床には熊笹が多くなります。高度が増せば背の低いハイマツ帯です。まあ、瞑想には明
るい北海道の山より、暗い本州の山の方が適しているかも。
今日はこれから霧多布に出かけ、茅沼のほとりで一泊し、明日はまた釧路湿原を探訪する予定ですの
で、ブログは1日休みます。