せせらぎ公園6月4日
最初はキジムシロ。こちらの草むらでは、雪解け後から夏まで咲いている息の長い花です。近種でつる
性のツルキジムシロと、わたしは花では区別できません。抜いてみて、いくつかの根がツルでつながって
いれば後の方でしょう。確かめていませんので、写真はこちらかもしれません。
次は多分チシマフウロ。エゾフウロも花の形はそっくりです。でも、色にもう少し赤みがあり、開花期
が7月からとされていますので、チシマフウロだと思います。3枚目のユキザサは山の林で多く見られる
とのことですが、美幌では平地の林で群れていました。若芽は山菜として食用にされ、数が減っているそ
うです。もっともこちらでは、採取する話は聞きませし、あちこちで出会います。
4枚目はカラマツソウ。咲きはじめの純白は鮮やかです。最後はオオアマドコロ。紋別郊外のオムサロ
原生花園にも形の似た花をつけた植物が群生していましたが、茎が弓なりにならず直立している小型のヒ
メイズイでした。
気候がよくなる5月末から6月にかけては遠出が多く、この時季のせせらぎ公園はあまり訪れていませ
んでした。でも、今回行ってみて、原生花園と名づけられた草原に劣らず、多様な野の花が見られること
に気づきました。灯台下暗しで、黒百合が群生していることも初めて発見しました。とはいえ、霧多布湿
原のようなみごとな株は見らません。しかし、視線を遮るマツヨイセンノウを掻き分けると、かなりたく
さん点在しています。