盛りの先代萩

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 車で走り回っていると、いたるところで牧場や草原を黄色に染め上げている花に出会います。原生花

園なら、ほとんどが最初の4枚に写っているセンダイハギ。4枚目はオムサロ原生花園で、他はワッカ原

生花園です。

 はじめて名を知ったときは「仙台萩」かなと思っていましたが、「先代萩」だったんですね。もっと

も、歌舞伎や浄瑠璃の演目である「伽羅先代萩」から来ている名前だそうですから、仙台と無縁ではない

わけです。なにしろ仙台藩が舞台の伊達騒動がテーマですから。わたしは古典芸能に疎いので、どんな場

面で「先代萩」が出てくるのかわかりません。

 それにしても「黄色が何で萩なんだ?」って思いませんか。紺色のもあるみたいですけど、わたしは見

たことがありません。それに、花の形も萩とはちがいすぎですよ。これも伊達騒動のストーリーと関係あ

るのでしょうか。


 牧場や耕地を一面に彩っているのはキガラシです。あまりにありふれた景色なのでカメラを向けません

でしたが、広い牧場全体が見渡す限り黄色になっているのはきれいではあります。でも、以前オムサロの

管理人から、種が紛れ込んで原生園の花を侵食するのが悩みだと聞いていたので、素直に観賞できないの

かもしれません。作物としてではなく、そのまま鋤き込んで緑肥にするために栽培されているのだそうで

す。最後の写真がせせらぎ公園で撮ったキガラシです。日当たりのいい魚無川の両側にたくさんありま

す。これも耕地から紛れ込んで増えたのでしょう。