北の砂丘は荒涼と

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 シバザクラの滝ノ上公園は、紅色が雑草や葉の緑に侵食されて、見ごろを終わろうとしていました。花

期なら500円の入場料を取られるのに、きのうはゲートの番人も腕を交差させて無料の合図です。それ

でも市街を一望でき、ここそこに彩が残る公園には、観光バスも来ていて乗用車もちらほら。遠軽から滝

ノ上にいたる途中で休憩した山中で、わたしが見つけたヤマウドを口にした同行者は、野生的なその味を

喜んでいました。

 今にも降りそうな天気なので、渚滑川の渓谷歩きは省略して、紋別の市街を北方に逸れたところにある

オムサロ原生花園に向かいました。北海道南部出身でオホーツク地方を知らない同行者は、荒涼感溢れる

海と砂丘の花園がことさら気に入ったようです。わたしも最近はワッカ原生花園より好きになりました。

花の盛りにはまだ早いものの、ハマエンドウ、ハマハタザオ、センダイハギ、オオアマドコロ、シロヨモ

ギなどがちらほら。ハマナスも一輪だけ咲いているのを見つけました。

 海に沿って広がっている花園ですから、そのつもりになればかなり歩きでがあります。でもなにしろ寒

い。美幌より5度は低い感じです。写真にある休憩舎に入り、温かいコーヒーをもらい、弁当を食べまし

た。その頃から本格的な雨に。写真に見えている廃船の先に先住民遺跡がありますが、そこにも行くのは

ヤメ。紋別大山の展望塔も割愛です。代わりに海に突き出した塔の地下室で海の生物を覗くオホーツクタ

ワーへ。彼はしばらく水槽のドクターフィシュに手を突かせていました。

 悪天候のおかげで歩く場所が減って、きのうのうちに家に帰ったので、今朝もこの時間にパソコンに向

かっています。