木漏れ日

　美富自然公園は魚無川と国立療養所に挟まれています。小道という小道を全部歩いても１０分程度の小

さな林です。それでも、大木群が落ち葉を厚く降り積もらせる場所や、腰くらいまで藪が茂る場所があっ

て、中にいると南北に公営住宅や中学があるとは思えない静寂に浸れます。もっとも休日や放課後は部活

をする中学生の元気な掛け声が響いていますから、住んでいる赤ゲラやミヤマカケスは落ち着かないかも

しれません。一度犬を散歩させている女の人に出会いました。リスがおびえないといいのですが。

　今の時期、天気がいい日は黄葉が透き通るように輝き、木漏れ日が落ち葉に届きます。気軽に森林ウォ

ークの気分が味わえる場所です。写真は１０月２５日の自然公園です。

　林を抜けて療養所の脇を通ると、阿寒湖方面に通じる国道近くにりんごの木があり、赤く稔っていまし

た。｢農薬をたくさん使っていますので食べられません｣と書いた看板があります。観賞用に植えているの

のでしょうか。それとも通行人が食べないように脅しているのかな。