屈斜路湖畔林道 1

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 屈斜路湖は面積79.3平方キロ、周囲長57キロの、日本最大のカルディラ湖です。約35万年前か

らの火山活動でできました。最大の噴火は12万年前、ウチの庭を30センチも掘ると出てくる火山灰は

このとき降ったものでしょう。南岸には美幌国道(243号)と屈斜路湖畔摩周道路(道道52号)が通って

います。北岸は地図によって車が入れる道路が記載されていたり、途中から歩行のみの点線表示になって

いたりで、抜けられるのかどうかわかりません。

 一昨日、行けるところまで行ってみるつもりで、この林道に車を乗り入れてみました。入り口に道標が

あるわけではなく、川湯側からはどう行けばいいのか確信がなかったので、243号線で美幌峠を下りき

ったところから入りました。正解です。川湯に近いところで湖畔林道は通行止めになっていましたが、左

折すると藻琴山に向かう102号線に抜ける林道が通じていたのです。メーターを見ていないので正確で

はありませんが、たぶん走った林道の全長は20キロを超えています。凹凸が多く激しい振動があった

り、跳ねて床に当たる石の衝撃が続いたりして、快適なドライブとはいえません。でも次々展開する色彩

と湖水の景色が十分に補ってくれました。

 入ってすぐのところに看板があり、屈斜路湖畔林道の全長が示されいます。19キロあまりです。左折

せず湖畔に沿って川湯まで進むことができればこの距離なのでしょう。荒れているところがあって、左の

野上林道へ誘導しているのだと思います。こちらは5キロの表示です。左折すると大きな倒木が道路に横

たわっていて、乗用車がかろうじて通れる幅で切り取ってありました。

 思いのほかたくさんの車が入っています。あちこちで停まって写真を撮りながらゆっくりと1時間ほど

行く間に、追い越したりすれ違ったりした車は10台を超えています。道路わきに停まっている車はもっ

とたくさんあります。カメラをもったわたしに、「いい絵が撮れましたか、この先に色のいいところがあ

りますよ」と、声をかけてくれる人もいました。きのこを採りに林に入ったり、湖で釣りをしたり、紅葉

を見に来たりなど、よく知っている地元の人にはいろいろ楽しめる場所のようです。