3月のキタミフクジュソウ

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 鉢植えで室内に置いた福寿草は正月にも開花するそうですね。道東の原野に自生するものは4月から5

月にかけて、あちこちでかなり長期間目にします。まだ4月まで2週間近くあるのですから、今年は例外

的に早いのか、それとも温暖化が進みこういう年が増えていくのか、どちらでしょう。

 せせらぎ公園入り口から魚無川沿いに10分か15分上流に向かって歩くと、両側は木々の茂るかなり

高い崖になります。去年4月、木の階段がしつらえられた右脇道の先、車道に合流する手前の木の下に、

自生する一叢があるのに気づきました。今年、一週間前はまだ雪の下でしたが、きのうは冒頭の写真のよ

うに開花していました。

 図鑑を確かめたところ、道東・道北固有種のキタミフクジュソウです。すべて一株一花で、ガクが花弁

より長いと説明されていました。本州にもあるふつうの種は、一本の茎にひとつまたは複数の花をつけ、

ガクは花弁より短いそうです。能取岬にキタミフクジュソウが群生していますが、風の冷たい場所なので

たぶんまだ開花していないと思います。18日に行ったとき、去年咲いていた場所にはまだだいぶ雪があ

りました。