青い海に白い流氷

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 25日ほどではなかったけれど、きのうも暖かく晴れていたので、能取岬にも福寿草が開花したのでは

ないかと気になって、出かけてみました。駐車場近くの群生地は1輪2輪というところで、ほとんど雪の

下でした。でも、海岸に近い崖の上ではあちこちに小さな花群が見られました。あと1週間もすれば、黄

色い色彩がうんと広がっていることでしょう。花のアップは後日にして、今日はまた流氷です。

 今年の流氷はしぶといですねー。北を見ると氷塊はまばらですが、南の知床方面の海では午後の陽を受

けた海氷が光っていました。速報の図では、網走港から北の海岸は海が開いていて、樺太と千島列島の間

に広がる氷原が小清水から国後島にかけて接岸しています。厳寒期の1ヶ月に最低気温の低い日が続いた

ことと関係あるのかもしれません。3月後半から続いている例外的な早い春にもかかわらず、今年の網走

への接岸日数は去年の5倍にもなっているとか。

 海岸に行けばたいてい実物があるからでしょうか、網走流氷館の入場者数が今年は極端に少なかったそ

うです。きのうも岬では春光で鮮やかに光るブルーの海に白い流氷が浮いていました。さすがに頬に当た

る風は冷たく、耳を隠す帽子にしなかったことを少し後悔しました。でも、水蒸気をたっぷり含んだ空気

でやわらいだ日差し、開花した福寿草、それに流氷が共存する光景は、今年まであまり見られなかったの

ではないでしょうか。