流氷が網走の海を閉ざして

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 写真は氷原と化した日曜日の網走の海です。鱒浦海岸で撮りました。月曜の流氷情報ではさらに氷域が

広がったみたい。網走市のホームページにある流氷の衛星写真も確かめてみました。エトロフ島や樺太

氷に囲まれています。ロシアまでつながっている気配ですが、上辺は絵が切れていました。1月末の本格

的着氷以後、1ヶ月ほど間が空いて、今度が2回目の大接岸です。流氷速報の図では、太平洋側と稚内

どの道北はまだ海が開いていました。

 他の季節、能取岬からはいつ行っても青い海に浮かぶ白い舟影が見えていましたが、今の状況では砕氷

船以外は出航できないでしょう。観光客はうれしくても、漁師さんは困っているでは。30年以上前に知

床の羅臼で話を聞いたとき、4月の流氷開けまでの何ヶ月か、まったく漁ができないと言われました。近

年は冬でもタラ漁に出られる日が増えていたのではないかと思います。温暖化には恩恵もあるわけです。

しかし、流氷が減って海水循環が衰退したら、長期的には漁場が貧しくなるのでしょうね。