チングルマ

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 山の花の代表といえばなんといってもチングルマ。霧のなかにほの白く浮かんでいても、雨に濡れていても、
 
陽に輝いていても、この花を見るたびに山にいる歓びを強く感じます。19歳で初めて踏み入った大雪山。そのと
 
き出迎えてくれたのが、先が霧のなかに消えてどこまでも続いているように思えた白い花叢でした。これがわた
 
しが山に誘われる原体験になったようです。
 
 今回行く前はチングルマはもう終わっているものと思っていました。これまで6末から7月初めに咲いているの
 
を見ていたので、8月では遅すぎると。でも旭岳の高原遊歩道を左回りで登りはじめるとすぐ小さな叢に出会い、
 
まだ残っていたとうれしくなりました。そしてだんだん大きな群落が見えてきて、遊歩道の終わりに近い姿見の池
 
からの下りには、広い範囲全体が白くなっているところがありました。
 
 この花は雪解け水で湿った場所に咲くようです。姿見の池高原には、8月になってもあちこちに雪渓が残ってい
 
ます。だから後退する雪渓を追って、次々咲き継いでは綿毛になっていく。そういえば、6月からすでに花と綿毛
 
が並存していました。9月になって葉が紅葉すると花期が終わるのでしょう。