泥のなかに

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 釧路湿原温根内で泥のなかに見つけた植物たちです。最初はモウセンゴケ。名にコケが付いていますが、れっ

きとした種子植物です。ここに写っているのは捕虫葉ですが、白い花も咲いていました。わずか数ミリですからう

っかりすると見逃します。カメラで花も狙ったのですが失敗。身をかがめて下を覗き込む姿勢を嫌って、望遠で

撮るという横着がいけませんでした。なにしろ雨が降りはじめてあせっていましたから。

 次も食虫植物でタヌキモです。モが付いても藻類ではなく、やはり種子植物です。タヌキモは科の名前で、いろ

んな種があるようですが、黄色い花を付けるこの種が代表的みたい。茎と葉は水中植物によくあるもわもわとし

た形で、浮遊しています。本州とか、地域がちがえばまたちがう種もあるのでしょうね。

 最後はヒメカイウ。ヒメは小さいという意味かな。カイはきっと海です。昔は塩水と淡水の別なく海と言っていま

した。ウは芋。根はサトイモに似ているのかも。確かミズバショウサトイモ科だったと思います。ヒメカイウの花

の最盛期は6月。8月までよく残っていたものです。