夏の森

イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
イメージ 6
 
イメージ 7
 
イメージ 8
 
 夏の森で薮を漕いで歩くときの悩みは蚊とダニです。でもこのところの低温であまり襲われなくてさいわいでし
 
た。寒い夏でも夏は夏、蕾や咲きはじめのオオウバユリが群落になって、森の下暗がりに白く浮かび上がってい
 
ます。ずいぶん数はあるのですがそれほど密集していないので、一枚の写真にはあまりたくさん収められませ
 
ん。広く写すと形がわからなくなるし。
 
 ノリウツギは白く盛り上がる前の準備中。やがて夏の森や山路の代表的なにぎわいになります。ヒメジョンは荒
 
野でも河原でも散策路脇でも小さな花を開いています。陽だまりさえあれば、踏まれても邪魔にされてもめげな
 
いたくましい野草です。庭で見つければ容赦なく抜きますが、森の木漏れ日を頼りに咲く、少しだけ紫っぽい冴え
 
冴えとした白を見ると、しみじみ見入ってしまいます。
 
 ホザキシモツケは赤系の乏しい夏の森ではよく目立ちます。これでも草ではなくて樹です。名前を覚えたのは
 
標津のポー川遺跡公園です。ヒカリゴケのいる復元住居と森の住居跡をつなぐ草原の木道の脇で見かけ、帰り
 
際に管理人に教えてもらいました。木道が森にさしかかるあたりに熊の糞があったのを覚えています。入り口で
 
熊よけ鈴を持たされていました。
 
 この日も薮漕ぎを終わった後でズボンや靴下についた草の種を取るのに一苦労。こすってもダメで、一粒一粒
 
摘み取るしかなくて。