雪降る午後のシジュウカラ

 タムラ、エゾエンゴサクの球根が食用になるって、前に書いたような気がするな。北海道のものはわりあい大き
 
く、親指の先くらいになるとか。その他にもワラビの根、ヤマノイモなどが、縄文の昔からこの地の住民に貴重な
 
植物デンプン質になっていたと思うよ。堅果類やベリー類なども豊富だし、広大な森や草原、それに湿原など、
 
狩猟採集民にとって恵み豊かな大地だったんだろうね。いまは開拓されてあまり見られなくなっているけど。
 
 地震のことだけど、それにしても22年度版防災白書でも東北沖地震の可能性にほとんど触れていなんだよ
 
ね。東海・東南海・南海・首都圏直下型は見出しにもなっているのに。
 
 
 そらさん、自然災害の犠牲者数が多いのは文明が始まってからですね。まあそれ以前はヒトの数自体が少な
 
く、分散していましたから。それと、文明社会になってからは、自然災害犠牲者数より人災(戦争)による死者数の
 
ほうがずっと多いような気がします。近代以後の世界大戦だけでなく、例えば中国の春秋戦国時代でも、一回ご
 
との会戦で何度か、数十万と推定される戦死者が史書に記録されているみたい。これは兵士だけの数だから、
 
民間人を併せたらどんな数になるのやら。西のほうでもカエサルアレキサンダーの軍はいったい何人殺して
 
いるか。ユーラシアのほとんどを分割支配した蒙古族による犠牲者も、膨大な数になるでしょうね。あと南北アメ
 
リカ大陸でヨーロッパ人が剣と銃と疫病(わざと病死の遺体を先住民集落に持ち込んだこともあるような)で殺した
 
人の数。
 
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 このあたりでカラス、スズメについでよく見る鳥がシジュウカラかな。鳴声だとヒヨドリが勝るけれど、高い木に
 
止まっていたり針葉樹の葉陰に隠れたりして、姿を確認できないことが多いから。庭のカエデのところにヒマワリ
 
の種を置くと、雪のある間はたいていシジュウカラが来ます。この日も降る雪をものともせず、元気についばんで
 
いました。
 
 昨日、なくしたレンズ・キャップを買いに北見のカメラ屋へ行く途中、町外れの丘辺りでは林が白くなっていまし
 
た。帰りは美幌に入ってもちらちら降ったり止んだり。今日の予報欄にも雪だるまがいます。今週が街では最後
 
の雪かな。