旭岳高原の雪渓

 ミキィさん、お元気そうですね。ビオトープに行くのに、上下ともウインドブレーカーで武装ですか。暑いでしょ
 
う。こちらの蚊はシャツの上からでも刺してきますから、陽が高くなる前に庭に下りるときは、わたしも厚手のズボ
 
ンにシャツを二枚重ね。1時間もすると搾るほどの汗でぐっしょりになり、たまらず切り上げてシャワーに飛び込
 
みます。
 
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 昨日も最高気温が30度を超えたので、7月初めに旭岳の高原で見た雪渓が懐かしくて。今年は雪解けが遅れ
 
ているそうですから、まだ今もいくらか残っているかもしれません。アイヌがカムイミナタラ(神々の遊ぶ庭)と呼ん
 
だ場所です。下界の暑さにうんざりした神々が、涼むために雪渓の消滅を阻んでいるのかも。
 
 今日から八月。先月一ヶ月の美幌の気象を振り返ってみます。積算の数字では、気温は平年より11パーセン
 
ト高く、日照時間は24パーセント減、雨量は32パーセント増です。最高気温も平年は30度を超える日はないの
 
に、18日、28日、31日と3回オーバーしています。なかでも28日は32.2度。観測は外の日陰ですから、室内
 
では35度を超えます。昨日もそうでした。温暖化の効果として予想されていたように、オホーツク地方自慢のか
 
らっとした夏が、本州に似てじめじめした夏に変わろうとしているのでしょうか。そうだとしたら、埼玉の夏から逃げ
 
出してここに来たわたしは、今度はどこに行けばいいのでしょう。シベリアも酷暑だそうですし。残るのは極地だ
 
け?イヌイットの人たちは、体にガタが来てアザラシ狩りもできないわたしを、受け入れてくれるかなー。
 
 わたしとちがって庭の作物、なかでもカボチャは今年の夏を喜んでいるみたい。巨大な葉がすごい勢いで茂
 
り、蔓がカエデの木によじ登っています。雑草も雨と暑さでわたしがサボりがちなのをいいことに、もう我が物顔。
 
窓から眺めると、緑さわやかというより、むさい薮状態。まあ黄色いユリの明るい色と、寝室の窓で西日を遮って
 
いるたわわなブドウの実の緑に、いくらかは慰められますけれど。