神の子池に木々の影

 オリオンさん、このあいだ満月の写真を見せてもらったのに、もうこんなに欠けてしまったのですね。このところ
 
美幌の夜は雨や曇りが続いて、自分の目で確かめられませんでしたが。
 
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 急ぎ足で一周すれば10分もかからない小さな池です。「神秘的」とかの宣伝文句が浸透しているのでしょう
 
か、だんだん観光客が増えているみたい。道道1115号線から入る2キロほどの砂利道で、たくさんの車やバ
 
イクとすれちがいました。いつもはシーズンオフの平日、しかも早朝に訪れることが多かったので、静寂をほとん
 
ど独り占めしていました。今回は7月末、それも昼近くです。マイクロバスも停まっていて、年配の女性たちの団
 
体がいました。それでもみなさん声を潜めるようにして話しているので、森の奥の雰囲気は損なわれていません
 
でした。
 
 摩周湖流入する川や流出する川がないのに、水位が一定に保たれているそうです。大量の雨が降っても
 
水量が増えないのは、この池に1日12000トンほどが伏流水となって湧出しているからとか。池は透明度が高
 
く、深いところで水深が5メートルもあるとは思えません。ちょっと手を入れたら、流木に触れそうな気さえします。
 
淡いブルーの色も魅力の一つでしょう。天候や時刻によって、もっと濃い色にもなります。
 
 最後の二枚は池から流れ出る小川の源流です。札弦川となって、やがて1000メートルを超す標津の山々か
 
ら水を集めた斜里川に合流し、斜里港でオホーツク海に流れ込んでいます。川に沿って下ったらおもしろい渓流
 
風景に出会いそうですが、「熊出没注意」の看板の立つ地域ですから、うっかり踏み込むわけにもいきません。