このごろ午後3時半には陽が低く傾いています。雲に遮られなければ、最後の光が丘や山、枯れ木枯れ
草に水平に近い角度で射してきます。そのとき、冬枯れのわびしい風景が静かな輝きに包まれます。20
分後には消え去るはかない華やぎです。
夕方は南に寄った西の空にほとんど毎日雲がかかっているのは、
オホーツク海の上だからでしょうか。
北東の空は青く雲は白くとも、その方向からは光が来ません。徐々に光の方向にカメラをまわすと、空と
雲の赤みが濃くなります。ふと気がつけば、足元で枯れ草の穂が逆光に白く光っていました。