能取湖秋早朝
写真で湖は左奥方向、右手前はオホーツク海です。
MLBの東部地区で、万年最下位の貧乏球団レイズが強豪のレッドソックスを相手に、首位争いを繰り
広げています。今年のレギュラーシーズン直接対決最終シリーズで昨日まで一勝一敗、1ポイント差でト
ップをキープしています。まるで映画のストーリーみたいに劇的な展開です。ただ映画とちがうのは、突
然ヒーローが現れたわけではなく、全体として投手力が上がり、ミスが激減して、堅実に守り勝っている
こと。スター選手がいるわけではなく、打線はむしろ地味で、いまに落ちると言われ続けながら、終盤ま
で高い勝率を維持しています。地区優勝かワイルドカードかはまだ確定していませんが、プレーオフ進出
は確かでしょう。
貧乏な弱小球団の奇跡のような台頭、わたしはそういうのにわくわくします。嫌いな金持ち球団ヤンキ
ースを蹴落としてくれたのもうれしい。我がマリナーズも来年はこんな劇的な展開を見せてくれたらいい
のに。でもダメでしょうね。レイズとは球団首脳の見識がちがいすぎます。何年もの先を見越した一貫す
る若手育成方針、カネに物を言わせて派手なプレーヤーを採るのではなく、潜在能力を見抜いて堅実な選
手を連れてきて活躍できる環境を整えてやる。どちらもマリナーズにはないものです。
そもそも、長期契約を結んでおいて、城島に対するあの冷遇は何なんですか。だらしない投手たちのわ
がままに振り回されて、彼の能力を信頼しないから打てなくなったんですよ。かつての正捕手ダン・ウイ
ルソンだって打率が上がらない時期はありました。それでもこんな仕打ちはしなかったのに。ルー・ピネ
ラが監督だった時代が懐かしいな。あの後どの監督もなんかおかしい。イチロー、ベルトレ、モローなど
がいるからまだ見捨てはしないけど、有能なGMを連れてきて、抜本的に立て直してくださいよ。レイズ
とレッドソックスにマリナーズとロイヤルズが加わるプレーオフを夢見ているんだから。