釧路湿原の花々 4

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 今日で6月の釧路湿原の花は最終回です。と言っても、今回は片側に木が育っている軌道敷跡の歩道で

撮ったものばかりですから、湿原の花というより森や路傍の花ですね。順にエゾクサイチゴ、カラマツソ

ウ、コンロンソウ、ドクゼリ、バイケイソウです。


 きのう届いた国民健康保険料請求の封筒を開いてびっくり仰天。なんと去年の2倍以上、14万520

0円になっていました。介護保険、住民税などとあわせて20万を超えるよ。受け取る国民年金給付は年

間60万台だから、その35%近く。年収1千万の人の35%とちがって、死活問題。もちろんこれまで

も年金だけではくらせず、ささやかな投信の配当と貯金の取り崩しが年金と同額くらいでした。近頃の経

済状況で投信はどんどん元本を割り込んでいます。2年間続く抗がん剤治療の毎月2万を越える自己負担

もあります。そこへ今度の公的社会保障負担増です。予定していた半分程度の年数で蓄えのすべてが尽き

果てそう。そのときはどうしましょう。くらしの細部まで干渉される生活保護?わたしにはその屈辱は耐

えられそうもない。なら選択肢は一つだけ。蓄えが尽きる前に死ぬこと。

 ちょうどそのころこの世をおさらばするとして、わが生涯における社会保障の個人収支をざっと計算し

てみましょう。複雑になるので税金は除外して、医療費と年金だけで。年金は40年間の負担がたぶん6

00万台。10年は給付を受けないと元が取れない計算です。それだと蓄えが尽きる方がかなり早い。

 医療では健保と民間医療保険をあわせて、これまでの50年で負担した額は2000万を超えます。一

方わたしのための公的医療支出と民間保険金給付は、今度のがん治療も含め、400万くらいかな。1千

600万ほどわたしの持ち出しです。民間保険料が多かったので、公的健保は赤字だと言うでしょうか。

でも出て行く財布はひとつなのだから、負担が同じでリターンが民間より少しでも有利なら、公的制度を

選びましたよ。制度設計した側の責任でしょ。民間にボロもうけさせていたのなら、そっちから取るべき

でしょう。抵抗の大きいところには手をつけず、抵抗できない弱者から毟り取ろうとするなんて。

 こう考えると、少子化で高齢者を養う若い世代がたいへんになるから、高齢者にも相応の負担をしても

らうというキャンペーンはおかしい。わたし個人と公私あわせた社会との収支計算では、わたしが働いた

中から社会に預けていた分のリターンを受け取り残して死ぬということで、若い世代の世話になるどころ

じゃないです。もう搾り取れない年齢や健康状態になった者を、これまでの蓄積を社会に残す早死に追い

込む、そういう冷酷な計算をして今度の制度改革をしたヤツが、若い世代をダシに使っているのかな。そ

んな政治をしていて、「国を愛せ」だって! わたしと同じような立場で、その尻馬に乗る人がいたら、

アホでなければマゾヒストですね。